こんにちは、ひらきです。
一向に終息の目処がたたない「新型コロナウィルス騒動」。
(※この記事は2020年4月に書いたものです)
僕は普段、芸能プロダクションを経営しながら役者活動・ドラマ制作などの仕事をしているのですが、コロナウィルスの騒動で大きな影響を受けています。
・芸能活動している人たちはどうしてるの?
こんな疑問にお答えしていきます。
この記事では『〈新型コロナウィルス〉俳優の危機?芸能活動はこんな影響が・・』をテーマに、芸能界がどのような影響を受けているのか、芸能活動をしている人たちはどうしているのかをお話していきます。
読者の中に芸能界を目指している方がいましたら、記事の後半で「自粛期間中でエンタメ業界は何をするべきか」もお話します。
よければ最後まで読んでみてください。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
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芸能界からの苦しい叫び
「新型コロナウィルス騒動」により、サービス業を中心に多くの企業が休業や閉店に追い込まれています。
それは芸能界も同様、ドラマやバラエティ番組を作る制作会社やテレビ局も「撮影の仕事ができない」と声を上げています。
もちろん、それにあたって芸能活動を生業にしている俳優やアーティストも今は仕事がない状態になっています。
活動が出来ないということは仕事がない、つまり一切の収入にならなくなってしまいます。
エンタメ業界はいわゆる「3密(密閉・密集・密接)」の環境での仕事になるので、この状況が解決しないと僕たちに働く場所は戻ってきません。
芸能界はそういった厳しい状況におかれているのです。
〈新型コロナウィルス〉俳優の危機?芸能活動はこんな影響が・・
僕自身、役者活動をしながら芸能プロダクションを経営し多くのタレントを抱えています。
そしてドラマ制作の仕事も請け負っているので、現状普段通りの業務が一切滞っている状態になってしまっています。
所属しているタレントたちも舞台公演やイベント出演が全て出来なくなってしまっているという悲惨な状況になっているのです。
舞台やイベントは延期、または中止
舞台公演やイベントというのはまさに3密、こればかりは開催するわけにはいきません。
出演を予定していた役者たちもそうですが、主催する企業や劇場側も売り上げが途絶えてしまうわけです。
特に小劇場と呼ばれる少人数キャパの劇場は、公演中止を余儀なくされたために2020年4月現在でいくつも閉鎖になっています。
いくら小劇場といえど月々にかかる固定費は相当のものですから、飲食店同様に営業が出来なければあっという間に潰れてしまいます。
すでに予約で埋まっていたような劇場も、こういった事態になっているわけですから運営側はぶつけようのない怒りが溜まっています。
SNSなどを見ていると、予定していた出演者の残念な声が溢れています。
観劇を楽しみにしていたお客様の「残念」という声も届いています。
舞台やイベントは〝生〟ものです。
直接劇場に足を運んでこそ楽しむことができるので、今はただ耐える闘いをするしかありません。
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ドラマ撮影はことごとく延期や中止
僕が請け負っていたドラマ撮影の仕事は、2020年3月で一旦延期となりました。
再開の目処はたっていません。
その他、NHKや民放局も次々に撮影や収録が中止になっています。
「撮影しなければ放送する枠に影響が出る」
とうことで、各局いまは過去の作品を流して対応しているのが現状です。
今現在(2020年4月)、もう一つ別のドラマ作品の仕事を請け負っているのですが、こちらも撮影の準備段階で業務が滞っている状態です。
ドラマ撮影は準備の段階でロケハン(ロケ場所を探し、交渉すること)をしなくてはならないのですが、それすらも自粛中ですから控えています。
つまり業務が成立していないのです。
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バラエティ等も収録中止
バラエティも例外ではありません。
スタジオ収録が中心となるバラエティは、まさに3密です。
「密閉」された空間で、多くの人が「密接」しながら会話し「密集」しています。
明らかにアウトですよね。
報道番組にしても、コメンテーターは離れた場所からオンライン、番組によっては司会者一人でスタジオ収録しているところもあります。
報道だけはしっかりと正しい情報を発信しなくてはいけないメディアなので、これからも細心の注意で頑張っていただきたいです。
自粛期間中、エンタメ業界は何が出来るのか?
現状のコロナウィルスの影響をお話させていただきました。
では、この自粛期間中にエンタメ業界で働く僕たちは何をしていけばいいのでしょうか?
「公演ができない」
「撮影もできない」
そんな状況の中で芸能活動している方たちの動きに変化が出ています。
それをお話していきます。
変わりつつある発信活動
芸能活動する上で欠かせないのがSNSなどを活用した発信活動です。
TwitterやInstagram、Facebookがその代表と言えます。
そして近年では、動画を使っての発信活動に力を入れている人たちが急増しています。
YouTubeや生配信サイトで直接自分の声を届け、自分の活動のファンを増やすのです。
芸能活動は「ファンがいなければ収益にならない商売」ですから、この自粛期間を機に更新頻度を上げています。
また、
今僕が書いているようなブログに参入してテキストでの情報発信をする人が増えたり、自分のYouTubeチャンネルを作って登録者を増やす活動などみんなそれぞれが新しいことに挑戦を始めています。
ZOOMなどを使ったオンラインでのドラマ撮影なども増えています。
コロナ騒動が終息しても、こうしたことがきっかけに新しい発信活動が見つかってくる気がします。
今は耐えつつスキルアップ
在宅での自粛期間中は何をするべきか?
こんなことをお話します。
結論を言いますと、今は「耐えつつスキルアップ」を心がけるべきです。
先ほど言ったように新しく発信活動を色々と挑戦することはマストですが、自分の芸能活動のスキルアップになるようなことも継続しなくてはいけません。
たとえ在宅だろうと出来ることはあるはずです。
✔︎読書等での情報収集
✔︎これからの活動の企画の考案
などなど。
芸能活動をしていくにはこうした「自分の価値」を高める活動も必要です。
「家にいてもやることがない」
なんて呟いている人は是非これらを実践してみてください。
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【まとめ】終息しても、しばらくは元通りにならない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は『〈新型コロナウィルス〉俳優の危機?芸能活動はこんな影響が・・』をテーマでお話させていただきました。
まだ終息の目処がたたないコロナウィルスですが、この騒動が終わったとして芸能界はすぐには元に戻らないでしょう。
今まで活動を自粛していた人たちが一気に活動を再開させるわけですから、キャスト・スタッフのスケジュールや劇場・スタジオのスケジュールがブッキングします。
メディア業界は「順番待ち」の状態が続いてしまうのです。
こうしたところも視野に入れながら、僕たちはこれからも芸能活動を続けていかなくてはいけません。
少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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