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コロナ終息後も芸能界は大混乱か?これからの芸能活動は何をすればいい?

こんにちは、ひらきです。

2020年5月18日現在、コロナウィルス騒動は徐々に終息に向かっているように感じます。

(※この記事は2020年5月に書かれたものです)

緊急事態宣言も地域によっては解除され、自粛要請は続くものの一時の慌ただしさは見られなくなっています。

ここで気になってくるのが僕たちが働いている芸能界の現場です。

今回は『コロナ終息後も芸能界は大混乱か?これからの芸能活動は何をすればいい?』というテーマで、コロナ終息後の芸能界がどうなっていくのかを検証していきます。

確かに芸能界ってほとんど活動できていないよね
コロナ終息したら元のメディア業界に戻っていくの?

こんな風に感じている方は是非最後まで読んでみてください。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

コロナ終息後も芸能界は大混乱か?

コロナ終息後、芸能界はどうなるのか。結論を言うと「しばらくは混乱が続く」と予想されています。

その原因として、今まで活動を自粛していたタレントのスケジュールのブッキングやフリーランスで活動している制作スタッフの人手不足が懸念されるからです。

またドラマなどのロケでの撮影現場も、自粛が解除になったからといってすぐに落ち着くわけではありません。

それぞれ深掘りしてお話していきます。

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ブッキングするタレントのスケジュール

政府から緊急事態宣言が発令された4月7日以降、多くのドラマや番組が撮影中止もしくは延期となりました。

僕自身もとあるドラマの撮影の最中だったのですが、コロナ感染拡大の影響で3月いっぱいで撮影が延期となってしまいました。

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出演するタレントや制作スタッフも、もちろん自粛に伴い活動が中断してしまっています。

ではこれが活動再開になったらどうなるでしょうか?

役者のスケジュールを例にしましょう。

基本的に売れっ子の役者というのは年単位で先のスケジュールが決まっていることがほとんどです。「悪天候てドラマ撮影が1日ずれてしまった」なんて場合でも予備のスケジュールを確保するのが本当に大変なのです。

今回のように、2ヶ月近くも芸能活動が自粛となってしまいますとそれぞれの番組サイドでスケジュールの確保に困難が生じます。

延期されてしまったドラマ撮影がどんどん先延ばしになってしまいますと、すでに決まっていたスケジュールの方にも影響が出ます。

しかし、コロナの影響とはいえすでに決まっているスケジュールを変更するわけにはいきません。

芸能活動が再開されたからといって、それまで中断されていた番組がすぐに撮影再開になるというわけにはいかないのです。

制作サイドも人手不足に

スケジュールの混乱が起きるのはタレント活動をしている方たちだけではありません。番組を制作するスタッフの方にも影響が出てきます。

実はドラマやバラエティを手がけるスタッフというのは、ほとんどの方がフリーランスなのです。

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こうした中で、芸能活動が再開して各番組が一斉に撮影スタートしたらどうなるでしょう。

答えは明確、スタッフの人手不足になります。

特にドラマ撮影は〝クール〟というものが決まっていて、撮影の周期にリズムがあるのでフリーランスのスタッフでも継続的に仕事を受注することが出来るのです。

しかし今回のように、撮影が同時に始まってしまってはどこの撮影チームもスタッフの奪い合いになります。
(仕事に困るスタッフが少なくなるのはありがたいことですが)

スタッフの人数に余裕があれば問題なく撮影できるはずなのですが、今のテレビ業界は世間のみなさんもご存知のように衰退の一方です。

どの現場も、常に人手不足に悩まされているのです。

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ロケはしばらく落ち着いてできない

懸念されるのは出演者やスタッフだけではありません。

ロケ地の方でも影響が出てきます。

僕たちドラマ撮影隊やバラエティ番組というのは、そのロケ場所を〝お借り〟して撮影を行っています。

今回の騒動で多くの地域や店舗が大きな被害を受けました。

客足が減少してしまい、営業を続けることが困難になってしまった店舗も数多くあります。

そんな中で、安易に「撮影で貸してください」とはとてもじゃないですが「空気読めよ」って感じです。

自粛が解除され、通常通りの営業がスタート出来たとしても、どの業界もしばらくは売上を元通りにするために専念するはずです。

お客の視点から考えても、やっと営業が再開した行きつけのお店などに行って「撮影で営業がお休み」してたらどんな気持ちになるでしょうか?

多方面に気を使いながら撮影を行うロケの現場は、芸能活動が再開してももう少し時間がかかるかもしれません。

これからの芸能活動は何をすればいい?

環境によってスケジュールが大幅に左右されてしまうようなメディアの業界は、どうしても考え方を変えていかなければいかなくなってきます。

テレビ業界の衰退もさることながら、今の時代ではエンタメを求めているお客のほとんどはネットの世界にいます。

ぶっちゃけテレビよりも月々数百円払って楽しむ有料チャンネルの方が作品が面白かったりしますからね。

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そして普及率が急上昇しているのが「YouTube」です。

テレビメディアよりも、いつでもどこでも気軽に楽しむことが出来るYouTubeの需要は更に伸びていくことが予想されています。

続々と大物タレントがYouTubeに進出

多くのタレントがYouTubeに参入した2018年〜2019年、コロナウィルスが発生し自粛となった芸能界では更にタレントたちのYouTube活動が盛んになってきました。

その中には誰もが知っているような大物タレントもいます。

「佐藤健」さんや「柴咲コウ」さんといった若い人たちに人気のタレントや、「松田聖子」さん「玉置浩二」さん「Gackt」さんといった大御所アーティストも参入しています。

費用がかからず自宅で活動できるメリットがあるので、メディア露出を仕事としている方たちは「やらない」という選択肢はほぼないですもんね。

ますますテレビ業界が衰退に

こうなってくると、ますますテレビ業界の衰退は進んでいきます。

先ほどリンクした別のブログ記事でもお話していますが、はっきり言って今のテレビ業界はモノづくりに対する想いが伝わりません。

「古い考えに縛られ、時代の変化に対応しようとしない」これでは世の中の流れを勉強しているタレントたち側から離れていってしまいます。

YouTubeに参入しているタレントたちも、正直テレビメディアに見切りをつけている方たちがほとんどだと思います。

(⬆︎あくまで僕個人の意見です)

実際にドラマ制作という現場で働いている僕が感じているのだから間違いありません。

僕たち自身も、これからのテレビ業界での〈働き方〉を考えていかなければなりませんね。

【おしまい】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『コロナ終息後も芸能界は大混乱か?これからの芸能活動は何をすればいい?』というテーマでお話させていただきました。

「もう参入は遅いでしょ」

と思われるYouTube。

でも、情報発信そのものはまだまだ未知の領域があります。

世間の情報を常にインプットし、自分なりの発信プラットフォームを身につけてみてはいかがでしょうか?

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↓よければこちらの記事も合わせてお読みください。

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ひらき(@khiraki0201

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