こんにちは、ひらきです。
芸能界を目指す理由は人それぞれですが、仕事をもらい活動していくためには
「芸能事務所(プロダクション)に所属すること」
が必須になってきます。
お客さんの前で最高のパフォーマンスを提供したい!
芸能活動していく上で芸能プロダクション(事務所)選びというのはとても重要なんですよね。
この記事では『芸能事務所(プロダクション)とは何か?芸能活動のスタートライン!』というテーマで、芸能プロダクション経営の目線から、正直に少し辛口にお話しさせていただきます。
・今所属するプロダクションを探しています
という方、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら
・芸能プロダクションの選び方
・芸能界での働き方とは?
芸能事務所(プロダクション)とは何か?
芸能プロダクション(事務所)とはそもそもどんなところなのか?
僕の経営する株式会社K’sLinkは創業してまだ何年も経っていない小さいプロダクションです。
うちのような中小を含めると、日本にはおよそ1600社以上の芸能プロダクション(事務所)があると言われています。
※2024年現在
この中から自分に見合ったプロダクションを探すというのはいかに大変か・・。
では、
芸能プロダクションに入るのはいいがそこにいったい何を求めるのか?
ここから説明していきますね。
芸能プロダクションの仕組み
芸能プロダクションとは、そこに所属しているタレントが芸能活動を円滑に行えるようにスケジュール管理や出演料(ギャラ)の交渉などを行いサポートする企業になります。
芸能プロダクションは各企業や制作会社、テレビ局などに営業をし、そこから依頼された仕事を所属タレントや提携タレントにそれを提供する仕組みになっています。
芸能プロダクションに所属になるとこんなメリットがあります
情報の共有ができる
芸能プロダクション(事務所)に属すという事は、それだけ個人では知り得ない情報が入手できる機会が増えます。
オーディション情報や芸能界に携わる人たちとの交流会など。
芸能界は情報が武器ですからね。
芸能プロダクションからの全面的なバックアップが期待できる
自分で何か企画してそれを運営していきたいと思っても、個人で活動していては限界があります。
そこで頼りになるのは芸能プロダクションです。
個人で行うプロデュース企画よりも、会社の名前を使ってのプロデュース企画。
運営資金の相談や、集客面での相談、劇場の相談など、会社はそれらを一手に請け負うことが可能です。
実績もあり、キャリアも積んでいる会社ならなおさら。
法人化された企業がバックアップしてくれればそれだけ協力してくれる上で力になってくれますし、何より「信頼」に繋がります。
個人では貰えない仕事がある
プロダクションを通さないと貰えない仕事というのは数多くあります。
特にテレビ・映画の仕事は基本的にフリーの人はまず使いません。
というのも、
「信頼がない」
からです。
こんにちは、ひらきです。 突然ですが質問です。 永く芸能界を渡っていくには何が重要だと思いますか? え、なんだろ 実績?実力?知名度? かな・・ こんな風に思っている方、ぜひ最後までお読みください。 […]
大きな仕事を貰いたければ、しっかりとプロダクションに所属するべきです。
芸能活動のスタートライン!
冒頭でも言ったように、芸能プロダクションは東京だけでも1,600社以上あります。
この中から自分に合ったプロダクションを選ぶのはなかなか困難です。
ではどのようにして選べばいいのでしょうか?
何をしたくてプロダクション所属を求めるのか?
それぞれ芸能プロダクションに求めることって違いますよね。
役者を目指すのか、モデルを目指すのか、ダンサーを目指すのか、歌手を目指すのか、芸能界での活躍っていくつものジャンルがあるのです。
しかし、
中にはただ漠然と「芸能界で活躍したいから」という理由でプロダクション選びをする子もいます。
それでは選定の段階で難航するばかりだし、面接にいっていざ所属という形になっても、そこがあくどい商売のプロダクションだったら入所金や月謝を徴収されて終わりであります。
つまりいいように利用されるだけ。
自分の目標が明確になっていないと最悪の結果が待っていることがありますからね。
漠然と芸能事務所に入って芸能活動したいというのは、正直この業界は渡ってはいけないです。
しっかりと芸能業界についてを学び、どんな人がいるのかどんなことができるのか?
それをしっかり見定めましょう。
華やかな世界だと思っていたらがっかりすると思います。
まずは芸能界に入り、自分が何をしたいのか、どのような将来像があるのかしっかり定めるべきです。
そのプロダクションの将来性をしっかり見極める
芸能プロダクションを選んでいく上で、その事務所が果たして将来生き残っていけるのかどうかということも見極めなくてはいけません。
・社長は未来の芸能界を勉強しているのか?
・何年も同じやり方しかやってきていないか?
(芸能界然り、これはどんな職業においても同じことが言えますが・・)
今の時代、何年も世の中の変化に対応できず、古いやり方をしている企業はあっという間に潰れていっています。
だからこそ、選ぶ側も目先のことだけでなく更にその先の芸能界の将来像を見るようにしないといけません。
芸能事務所に入ったからといって待っているだけでは意味がない
所属する芸能事務所を決めた方にアドバイスです。
これはみなさん勘違いしがちなのですが「所属しただけで事務所側が勝手に営業をかけ、どんどん仕事を貰ってきてくれるもの」だと思っている方が多いのです。
決してそんなわけはありません。
・レッスンも受けない
・案件対応もしない
・アピールもしてこない
そんなタレントを売り出すような芸能事務所がどこにあるでしょうか?
「全然営業してくれない」
「放置されている」
こんな風に思ってしまう子が残念ながら大半なんですよね。
そんな事務所を求めているのであれば高い入所金を払って、大手の事務所に行ったほうがいいです。
いや、いくら大手だからといって待っているだけの子を営業にはかけないでしょう。
受け身だけではこちら側もどうアドバイスしていけばいいのか分からりませんから。
「待っているだけで何もしない、何も出来ない子」
を、率先して売りだすような事務所など聞いたことがないです。
こんにちは、ひらきです。 役者活動をしながら芸能プロダクションを経営している僕が、間違った芸能活動を指摘する「勘違いシリーズ」第2段です。 今回は『「それ勘違いです」芸能事務所は〝待っているだけ〟では売り出してくれない』というテ[…]
芸能プロダクションとはきっかけとチャンスを与える場、やる気に満ち溢れている子であれば一生懸命に教育し、商品として売り出せるレベルになれば責任を持って営業する。
意識の低い子を売り出すメリットはなにもない。
それが芸能プロダクションというものです。
【まとめ】自分自身が頑張らなければダメなのです
やっと事務所に入れたからと言って、それで安心してはダメなんですよね。
所属してからがやっとスタートラインなんです。
先ほども言ったように、自分の明確な将来設計が出来ていないと芸能界は厳しいのです。
ただ漠然と
「芸能人になりたいです」
「ビッグになりたいです」
はただの夢見るお子様になってしまうんです。
・売れないうちから文句や反発は決してしてはならない
現場に行ってもそうです。
まずは「素直」になる事、それが芸能界を渡っていく上でのコツです。
そしてすぐに結果を出そうとせず、地道なところから「コツコツ」と。
諦めずに努力を続けていけば必ず道は拓けます。
この記事では『芸能事務所(プロダクション)とは何か?芸能活動のスタートライン!』というテーマでお話させていただきました。
少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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ひらき(@khiraki0201)