こんにちは、ひらきです。
広い芸能界という業界、特に役者としての活動はジャンルも多く様々です。
一概に「役者になりたい」と言っても、〈どこで〉〈どんな〉役者になりたいかで活動内容は変わってくるのです。
どういう風に分かれてるの?
この記事ではこれから役者を目指す方のそんな疑問にお答えしていくために、『「役者活動」働く場所は様々、自分のやりたいジャンルを理解しよう』というテーマでお話していきます。
役者の活動とは主に以下の3つの活動に分けられます。
②映画出演の活動
③舞台出演の活動
これらをそれぞれ深掘りしてお話していきましょう。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
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「役者活動」働く場所は様々、自分のやりたいジャンルを理解しよう
「役者を目指す」
と言っても、自分のやりたいジャンルが明確にならないと目指すことは難しいのです。
そしてジャンルが定まらないと自分所属する芸能プロダクションを見つけることも難儀します。
芸能プロダクションというのは、その活動内容によって得意な業務があり、例えばモデルやグラビア等に強いプロダクション、CM案件に強いプロダクション、イベントに強いプロダクションなどなど。
全てのジャンルに特化しているわけではありません。
また、そのタレントが何を目指して芸能界に入ってきたのかが分からないと営業のしようがないのです。
✔︎どんな役者になりたいのか。
✔︎どこで活躍していきたいのか。
最低限、これだけでも決めておかないと「なんとなくの芸能活動」では絶対に成功することは出来ません。
ではそれぞれの活動内容を順番に説明していきます。
役者のジャンル①:ドラマ出演の活動
まずは「ドラマ出演」での活動です。
ドラマというのは生活の一部になっている人も多いのではないでしょうか?
最近はテレビで視聴することはもちろん、月額会員登録制のサイトも多くなりました。
✔︎NETFLIX
この辺りがメジャーどころですかね。
パソコンやスマホで気軽に視聴できるので、通学・通勤で利用する方が非常に増えています。
こうした身近になったドラマの影響がきっかけで、「役者を目指してみようかな」と思った方も多いのではないでしょうか。
ドラマ撮影は制作会社にもよりますが、基本的には限られた予算と限られたスケジュールの中でこなしていき、各プロダクションが売り出し中の役者を営業・出演させる絶好の場でもあります。
たまに「なんでこんな芝居が下手な子が出演しているんだ・・」なんて思うことありませんか。
大体そういう子は、メインキャストの誰かと同じ事務所所属で、バーターとして出演していることが多いです。
「一言くらいのちょっとした役」くらいの出演なら、そこまでキャリアがなくても営業がうまければ出れるチャンスは大いにあります。
役者のジャンル②:映画出演の活動
では「映画出演の活動」はどうなのでしょうか?
ドラマと映画の違いを述べろと言われたらかなり専門的なことになってしまいますが、制作会社がかける予算がまるで違います。
興行収入を目的として作成されるので、予算よりも演出を重視することが多いです。
また、キャスティングに関しても早ければ1〜2年くらい前からオーディションが開催され、プロデューサー・監督含め綿密な協議が行われます。
演出面に関してもドラマとは異なり、やはり大きいスクリーンでの鑑賞となるとそれに合わせた芝居をつけることが多いです。
簡単な見分け方ですと、「ドラマは顔のアップが多い」「映画は全身が映っていることが多い」みたいな感じです。
本格的な演技派俳優を目指したいのであれば、映画出演を目標とするといいかもしれません。
役者のジャンル③:舞台出演の活動
次は「舞台出演」についてです。
ドラマや映画と大きく違い、舞台は「お客様の目の前で表現する仕事」になります。
僕自身、もともと舞台を中心に活動していたので正直役者の仕事は舞台が一番楽しいです。
といっても、舞台の世界はかなりシビアです。
まず収入がほとんど入らない。
これは芸能活動を仕事としていくにはかなり致命的です。
もちろんギャラの出る舞台公演もあるのですが、ほとんどはチケットノルマ(お客を呼ぶためのチケットを予め買うこと)があり、お客が呼べなければ出演しても赤字になってしまうなんてことが当たり前にあります。
多くの舞台役者たちはこの「集客」に苦しめられながら生活しているのです。
しかし、それでも「役者活動が辞められない」という理由から貧乏になっても続けている人が多いのです。
それぞれ所属はどうすればいいのか?
それぞれ所属先はどうすればいいのか?
ここまで読んでくださった方は、役者活動のジャンルについて少し分かりましたね。
次のステップが所属先の選定です。
芸能プロダクションへの所属
ドラマや映画に出演したければ、芸能プロダクションへの所属は「絶対」だと思ってください。
特に映画は無所属のタレントはほぼ使われません。
なぜ所属しないといけないのか?
それは「信用問題に関わる」からです。
タレントの営業というのは、その後ろ盾にプロダクションの名前があるから成立するのであって個人の営業ではなかなか仕事は貰うことはできません。
ドラマや映画などの映像作品で役者活動をしたければ、しっかりとその会社を調査した上で芸能プロダクションに所属することをおすすめします。
劇団への所属
舞台に出演したければ「劇団に所属」しましょう。
といっても、劇団はかなりの数あります。
会社として経営している大手の劇団があれば、個人が運営しているような小さい劇団もあります。
これらを見極め、所属先を決めるのはなかなか難しいです。
そこで、僕がおすすめしている劇団選びの方法は「実際に舞台公演を観に行き、自分も出演したいと思ったらそこの劇団の門を叩くこと」です。
どこの劇団も人出が足りません。
熱意を持って所属の意向を伝えれば、きっとウェルカムな体制になってくれます。
しかし「劇団四季」や「劇団ひまわり」のような全国展開の大手の劇団は、オーディションや入所金がありますのでしっかりリサーチを行なってください。
また、先ほども言ったように舞台活動は「集客」が前提となります。
ここも重々承知していきましょう。
所属はせず、フリーとしての活動
どこにも所属せず、「フリーとしての活動」をする人が増えてきています。
実は僕も6〜7年くらいはフリーで活動していました。
先ほどは「無所属はまず使わない」といいましたが、僕の場合当時プロダクションに所属していた時に培ったネットワークがあったからこそフリーでの活動が成立したのです。
なので、芸能活動を始めて「いきなりフリー」というのはおすすめしません。
【まとめ】どのジャンルも厳しいことに変わりはない
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は『〈役者活動〉働く場所は様々、自分のやりたいジャンルを理解しよう』というテーマでお話してきました。
最後に言っておきますが、どのジャンルでも「役者を目指すというのはとても厳しい世界」です。
これを覚悟の上で役者を目指していきましょう。
少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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