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深刻なテレビ離れ=芸能界の衰退に繋がるのか?その理由を徹底検証!

こんにちは、ひらきです。

近年、若者のテレビ離れはどんどん深刻化しています

僕たちのようなテレビ業界で働く者にとって「テレビ離れ=芸能界の衰退」に繋がってしまうのでしょうか?

確かにテレビを見る機会が減ったなー
スマホでなんでも見れちゃうからなー

お客様たちの情報取得のプラットホームが、テレビからスマホやパソコンに移っただけで決してメディアへの興味・関心が無くなってしまったわけではありません。

つまり僕たちも、作品を提供するプラットホームを時代の変化とともに変えていかなければいけないのです。

今回は深刻なテレビ離れ=芸能界の衰退に繋がるのか?芸能界事情を徹底検証!というテーマでお話していきます。

・これから芸能界はどうなっていくんだろう?
・テレビはもう衰退していくのかな?

このようにに思っている方は、ぜひ最後までお読みください。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・芸能界が衰退している3つの理由
・ドラマ業界のここだけの裏話
・これからのプラットホームはどうなる?

深刻なテレビ離れ=芸能界の衰退に繋がるのか?衰退している3つの理由

〈深刻なテレビ離れ=芸能界の衰退〉に繋がるのか?

冒頭でも言ったように、お客さんのテレビ離れが進んでいるからと言って、それが芸能界の衰退につながっているわけではありません。

僕は先日、このようなツイートをしました。

しかし、番組制作する上での制作費が減少や、コンプライアンス問題で自由な作品が提供出来なくなっているのは確か。

「どうしたら作品が良くなるか」ではなく「どうしたらコストを削減できるか」

近年のドラマ制作はこうやって作っています。

こんな考えではどんなに頑張っても面白い作品が作れるわけがありません。

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芸能界の衰退の理由①:年々減少している番組制作の予算

さらに深刻なのは、番組制作するための予算の減少です。

特にドラマ制作は数字(視聴率)が獲得できなくなってしまった分、予算に限りが出てきてしまいます。

そのため制作スタッフの人員削減やロケ地のコストカット、撮影日数の削減などあらゆる面で予算を抑えるために指示が出てくるのです。

「だったら無理してドラマ制作を行わず、本当に作りたいものだけを手がけるようにすればもっと質の向上が望めるんじゃないのかな」
なんて僕は思ってしまいますが。
「ドラマの枠を企画でしっかり埋めなきゃ」なんていう無理矢理感と、固定概念がこの環境をつくっているのです。

古いテレビ業界の価値観が変わっていかない限り、テレビ業界の衰退は止まりません。

芸能界の衰退の理由②:ドラマ制作はコンプライアンス問題だらけ

もうひとつ、問題なのがコンプライアンス問題です。

番組制作サイドは視聴者や世間からのクレームに怯え、おかげで窮屈な思いをしながら作品作りを考えています。

・お客さんの反応というのは、良いものもあれば悪いものもある
・一人一人の意見を間に受けていたら自由に作品なんか作れない

これは日本人の真面目すぎる性格がこんな文化をもたらしてしまったように感じます。

僕は舞台公演をするとき、脚本・演出を手がけていますが、全て自分の思うがまま〝自由〟に作るようにしています。

それがクリエイターというものではないでしょうかね。

芸能界の衰退の理由③:それでも一番利用されるのはテレビ機器

※出典:Yahoo!ニュース(不破雷蔵)

上記のグラフをご覧ください。

こちらは総務省が2019年9月に情報通信政策研究所の調査結果として公開した「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」をグラフにしたものです。

これを見ると、10代を除いた20代以降はテレビ受像機の利用時間がもっとも長くなっています。

やはり10代はテレビよりも携帯電話(スマホ)の利用時間の方が長いですね。

そもそも10代の頃って学校や友達と遊んだりでほとんど家にいませんでしたよね。

僕はテレビを見るなんてあまり無かった記憶が・・。

ちなみにパソコンは10代が年齢階層別では最短で、その後20代から50代までは年齢を重ねるとともに長くなっていっています。

時代はテレビからスマートフォンへ、これがこれからのニーズになっていくのでしょうね。

衰退ではなく芸能界が「テレビからスマホへ」プラットホームが変わるだけ?

テレビ離れが進んでいっても、メディア業界からお客さんがいなくなっているわけではありません。

これは冒頭でも言いましたね。

つまり僕たちも、時代の変化に対応して作品を提供するプラットホームを変えていかなければならないのです。

スマホ社会が情報取得の時代

テレビを見なくなったからと言っても、人が情報を取得する行為は変わりません。

最近ではスマホでドラマや映画、ニュースなどその時その場で見たい情報が見ることが出来るようになっています。

スマホ一台あれば買い物も出来るし、ビジネスも出来ます。

その分「スマホがなくなったら生きていけない」なんて声が多く聞こえますが。

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むしろ良い傾向ではないでしょうか?

むしろこれは良い傾向になっているのではと僕は思います。

ほんの数年前までは情報のインプットはテレビや新聞・雑誌でした。

テレビは家でしか見ることが出来ず、新聞・雑誌はその資源が度々問題になっていましたね。

しかし今ではポケットに入るサイズのお手軽機器で、テレビや新聞・雑誌よりもはるかに膨大な情報をいつでも得ることが出来るようになっています。

私生活における時間効率が向上するようになったのです。

衰退ではなくむしろこれから!?〈YouTube〉の普及はまだまだ続く

テレビ離れの要因として、もう一つ大きな存在が動画コンテンツ「YouTubeの普及」です。

ここ数年で爆発的に伸びているYouTube業界。

素人のみならず、最近ではテレビ露出の多かったタレントまでもが参入してくるようになり、ますますテレビというコンテンツからお客さんは離れていったのではないでしょうか。

気軽に知りたい情報をいつでも得られるYouTubeは、テレビに代わった生活の一部のプラットホームになって行くのかもしれませんね。

これからは〈VR(virtual reality)〉の未来がやってくる?

これからはどんな新しいコンテンツがやってくるのでしょうか。

ビジネス界では「VR(virtual reality)の普及」に注目しています。

〈5Gサービス〉の導入により、VRコンテンツの向上が予想されているのです。

というかすでに各メーカーが名乗りだしています。

「一家に一台VR」いや、「ひとり一台VR」こんな時代がやってくるかもしれませんね。

観劇三昧のサイトはこちら

【おわり】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は深刻なテレビ離れ=芸能界の衰退に繋がるのか?芸能界事情を徹底検証!というテーマでお話させていただきました。

何度も言いますが「テレビ離れ=芸能界の衰退」に繋がってはいますが、僕たちテレビ番組クリエイターがお客さんのニーズに合わせ、時代の変化に対応しプラットホームを変えて作品を作り続ければ芸能界の衰退は解消されるのです。

すでにスマホでも見れる有料チャンネルなどの方にドラマ制作は移りつつあります。

時代が変われば仕事のやり方も変えていく。

これがビジネスをやっていく上で基礎となりますからね

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

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ひらき(@khiraki0201

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