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撮影現場のスタッフは、会社員とフリーランスで働き方に格差が…

こんにちは、ひらきです。

ドラマや映画のような撮影現場には、とにかく多くのスタッフがいます。

どんな現場でも大体20〜30人、規模が大きくなるとスタッフだけで100人以上になるところもあります。

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撮影現場のスタッフは、会社員として勤めている方もいれば、フリーランスとして外注で仕事を請け負っている方もいるのです。

この記事では『撮影現場のスタッフは、会社員とフリーランスで働き方に格差が…』というテーマで、ちょっとぶっちゃけた内容をお話させていただきます。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・ドラマ業界の働き方の実情
・そもそも働き方改革とは?

・なぜ働き方に格差が生じている?

撮影現場のスタッフは、会社員とフリーランスで働き方に格差が…

結論を言いますと「撮影現場で働く会社員はしっかり休みがとれる」が、「フリーランスは休みがとれない」のです。

理由は順番に説明していきますね。

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撮影現場の過酷な実情

そもそも撮影現場は昔から「過酷な現場」として知られ、睡眠時間を削ってまでも撮影をこなすためにみんな働き続けます。

僕自身ドラマの制作業務にも携わっていますが、クランクインからクランクアップまで、まともに寝ることが出来ない日が何日も続きます。

なぜそんなにも時間に追われるのか?

スケジュールと予算が無いからです。

出演者のスケジュールの確保と、ドラマ製作における予算の削減が〈過酷な撮影現場〉をつくりあげているのです。

〈働き方改革〉に対する意識の変化

2019年4月1日より正式に適用された「働き方改革(正式名称:働き方改革関連法案)」によって、撮影現場の過酷な労働環境は見直されるようになりました。

・長時間労働を是正し、年次有給休暇を取得しやすくする
・多様で柔軟な働き方を可能にする
・雇用形態に関わらない公式な待遇を確保する

これはフリーランス・個人事業主だろうと例外ではありません。

これにより、各テレビ局や制作会社は働く社員の方たちへの「働き方改革」を意識するようになったのです。

しかし外注スタッフは・・

会社から強制的に「休め」と言われる。

それはあくまでその作品の制作会社やテレビ局で働く会社員の方たちです。

外注で呼ばれたフリーランス・個人事業主の方たちは、表面上では「休める時に休んで良いよ」とは言われるが、そういうわけにもいかないのが現状です。

それもそのはず、「替えが効かない」のです。

人件費削減により、休みたくても休めない

エンタメ業界は、年々その作品にかけられる予算が減っています。

特にテレビ離れが深刻な影響になっているドラマ業界は、作品の企画と予算がまるで釣り合っていません。

ロケ費用の削減から始まり、人件費もギリギリまで削っている状況です。

人手はもちろん足らなくなりますよね。

そこからさらに休みなどとってしまったら現場は回らなくなってしまいます。

周りからいくら「休め」と言われようと、休んでしまったら撮影は滞ってしまう。

会社員なら別のスタッフがピンチヒッターで派遣できますが、フリーランス・個人事業主はそうはいきません。

これがドラマ業界の「働き方改革」の実情です。

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日本では働きたくても働けない環境になっている?

そもそも、「働き方改革」って誰のためのものなのでしょうか?

今回のテーマから少し外れてしまいますが、お話していきますね。

僕は「好きなこと」を仕事にさせてもらっているので、休みがなくても全く苦ではありません。

というか、会社社長である僕が簡単に休みをとってしますと、それだけで会社経営に影響が出てしまいます。

「働きたくない方」のため?

「休んで遊びたい方」のため?

働くことって辛いこと?

一昔前は「労働=美徳」とされていました。

しかしそんなことを今の時代で言ったら爆笑されます。

「働く人々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革」

これが「働き方改革」の本髄です。

働きたければ働けばいい、働きたくなければ働かなくていい、無理に働いても身体を壊すだけですからね。

そもそも日本人は「稼ぎ方」のリテラシーが低いので「仕事が辛い」という思考になってしまうんですけどね…。

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エンタメ業界は課題がたくさん

話を元に戻しますと、みなさまが思っている以上にエンタメ業界では会社員とフリーランス・個人事業主の「働き方」に格差が生じているということです。

はっきり言って、労働基準監督署に行ったら問題になるレベルかもしれません。

もちろん、全ての組織がそうだというわけではありませんし、プロデューサー始め監督やその他スタッフは身体に気を使ってくれる優しい方たちばかりです。

しかし、昔からの古い習わしが今の時代に合っていないのです。

まあ、これはどこの業界でも同じことが言えるのではないでしょうかね。

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【おわり】

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は『撮影現場のスタッフは、会社員とフリーランスで働き方に格差が…』というテーマでお話させていただきました。

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

↓よければこちらの記事も合わせてお読みください。

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ひらき(@khiraki0201

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