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【新型コロナ】舞台の本番でもマウスシールド「本当にアホらしい」

こんにちは、ひらきです。

ひらき
今回は〈新型コロナウィルス〉の影響による「舞台公演のマウスシールド問題」についてお話していきますね。
確かにお客様を目の前にした舞台公演は〝飛沫〟が怖いもんね。

↓先日このようなツイートをしました。

僕の本音です。

このままでは、エンタメ業界はいつまで経っても満足のいく作品をお客様に提供できません。

〈新型コロナウィルス〉については様々な意見がありますが、この記事では僕の視点から想うことを書かせていただきます。

※この記事は2020年10月に書かれた記事です。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

【新型コロナ】舞台の本番でもマウスシールド「本当にアホらしい」

タイトルにもありますが、今回の〈新型コロナウィルス〉騒動は本当にアホらしいと感じています。

(あくまで僕の持論です)

緊急事態宣言が発令されてから半年以上経ちますが、感染の終息の目処は見えていませんよね。

それどころか、ヨーロッパの方では第二波の流れが来ています。

本題に戻りますが、舞台公演時の出演者の〈マウスシールド〉の着用は作品の世界観そのものを壊してしまします。

お客様には一体どのように見えているのでしょうか?

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お客様を〝不安〟にさせないという気持ちは分かるが・・

確かに舞台公演で懸念するべきは、役者からお客様への〝飛沫〟です。

日常よりも大きな声を発する舞台演劇は、その分たくさんの飛沫があります。

僕たちが優先するべきは第一に〈お客様〉です。

そのお客様を〝不安〟にさせないためにはマウズシールドの着用は欠かせないものになりますね。

世界観を邪魔してしまう

しかしお客様の立場から見たマウスシールドはどうなのでしょうか。

僕は先日マウスシールド着用の舞台公演を観にいきましたが、どうも作品の世界に集中することができませんでした。

こちらの記事のように最初はマウスシールドに戸惑う演劇界ですが、そのうちこれが当たり前のようになってしまうと考えると恐ろしいです。

いくら〝嘘〟をつくる仕事をしていようと、マウスシールドは現代の社会情勢のもの。

演劇界にはふさわしくないのです。

そもそもマウスシールドは意味があるのか

そもそもマウスシールドに飛沫防止の効果はあるのでしょうか。

↓先日、フジテレビの「とくダネ!」さんに出演したときの僕です。

この時の放送時でも言いましたが、空気感染してしまう〈新型コロナウィルス〉は完全に口元を覆っても防ぐことはできません。

着用していようがしてまいが、あまり意味がないように感じます。

飛沫防止になっている?

明確な検証結果があるわけではありませんが、ほぼスカスカのマウスシールドではお客様への飛沫は気休めにもならないのではないでしょうか。

誰だって喋ればツバが飛びます。

目には見えないでしょうが、僕たちはそうやって生活をしています。

顔全体を何かでぐるぐる巻きにするくらいじゃないと〝飛沫防止〟にはならないのではないでしょうか?

演技をするには向いていない

当たり前のことですが、マウスシールドはそれを着用する役者側にも大きな課題となっています。

想像してみてください。

口元に今までになかった異物が着けられているのですから、もちろん演技に集中なんか出来ません。

喋っていればズレてくるし、激しい表現の時はマウスシールドに気を使いながら動かなければなりません。

本当に邪魔です。

これでは作品の質が下がってしまいます。

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まともにエンタメを届けられないという風潮

この記事を書いている時点で、僕は数日後に舞台公演のプロデュースを控えています。

〈感染予防対策〉という今までになかった一手間が、正直言うと大きな負担になっています。

・朝起きての検温、稽古場に来てからの検温
・稽古中はマスクの着用
・休憩中の会話は必要最低限に
・テーブルや椅子など、小まめに除菌
・一切の食事会は禁止

などなど。

本来の舞台稽古とは程遠いものになっています。

これだけで労力が重なってしまいますね・・。

観ている側も集中できないよね

人にもよると思いますが、感染予防しながらの舞台の観劇に集中できますか?

僕はちと難しいように感じてしまいます。

その世界観に入ろうとしても、どうしても視界に入る透明なマウスシールドは明らかに不自然なのです。

それでいて通常の舞台観劇と同じ料金をとるのだから色々考えてしまいますね。

余計な支出やストレスが募るばかり

舞台製作の立場で物申すと、感染予防に対する関連グッズの資金だけでも相当な支出になっています。

また、出演者・スタッフ・お客様みんなへの配慮を怠らないためにも常に気を張っている状態です。

「慣れていない」ということもありますが、かなりな負担です。

愚痴のように聞こえてしまうかもしれませんが、本当に余計だと感じてしまいます。

いったいいつまでこの状況を続けるのでしょうか・・

冒頭でも言いましたが、この騒動の終息の目処はたっていません。

そればかりか、感染第二波が予期されています。

この記事を書いている2020年10月19日現在、全世界での感染者数は4,000万人を超えたとの報道がされました。

アメリカやヨーロッパでは感染拡大する第二波

日本では大きな感染者の増加はまだ見えませんが、ヨーロッパでは1日に万単位で感染者が報告されています。

ちょっと考えられない数字ですよね。

政府は感染拡大から初の首相の外交訪問を実施しましたが、これを機に外国との横断を解禁してしまってはどえらい騒ぎになる予感しかありません。

これでいて東京オリンピックを実施すると言い張っているのですからとんでもないですね。

(何度も言いますが、あくまで僕の意見です)

バランスが本当に難しい

かといって経済を止めるわけにはいきません。

感染拡大をこれ以上広げないためには人々は動かない方がいい。

しかしそれでは会社が潰れ、違った意味で亡くなってしまう方が出てしまう。

バランスが本当に難しいところです。

すでに日本の失業者は6万人を超え、リーマンショックを超える大不況が訪れようとしています。

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僕も会社経営している身として、この状況をなんとか乗り越えていかなければなりませんね。

【まとめ】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『【新型コロナ】舞台の本番でもマウスシールド「本当にアホらしい」』というテーマでお話させていただきました。

ほとんど僕の愚痴のような記事になってしまい申し訳ありません・・。

「そんなこと言うなら公演なんてしなきゃいいだろ」

なんて声が聞こえてきそうですが、ごもっともです。

しかし僕たちはエンタメ人、エンタメをつくることが仕事です。

仮に公演を行わないとして、一体いつまで待てばいいのでしょうか。

矛盾しているようにも聞こえますが、これからはコロナと共存していくことを考えていかなければいけない時代になってきますね。

確実に。

〈著:ひらき〉書籍販売はこちら

株式会社K’sLinkホームページ

ひらき(@khiraki0201

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