注目キーワード
  1. 芸能
  2. 役者
  3. ビジネス
  4. 舞台
  5. ドラマ

「スカウト」と「勧誘」の見極め/悪徳芸能事務所のここに注意!

こんにちは、ひらきです。

東京に住んでいると、こんな経験をされる方多いのではないでしょうか?

「昨日〇〇でスカウトされちゃった〜」

しかし抵抗のない人はどう対処していいか分からないと思います。

・スカウトされた時ってどう対応すればいいの?
・芸能事務所はどう判断すればいいの?

今回は『「スカウト」と「勧誘」の見極め/悪徳芸能事務所のここに注意!』というテーマで、こういった疑問にお答えしていきます。

また、記事の後半では「勧誘による悪徳芸能事務所の特徴」もお話します。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

「スカウト」された時の対処法!

街中で急にスカウトを受けることは珍しくありません。

僕も芸能界へ入ったきっかけはスカウトでした。

そして今では僕自身、芸能プロダクションを経営していますので芸能に興味がありそうな子がいたら声をかけることもあります。

しかし・・

知らない人からいきなり声をかけられると、どんな人でも思考が止まったり驚いてしまうことがありますよね。

ではそんな時、どんな風に対処をしたらいいのでしょうか?

スポンサードリンク

まずはその場を切り抜ける

スカウトは基本的にまず「名刺」を渡されることがほとんどです。

会社名を名乗り、名前を名乗ります。

「私、芸能プロダクション〇〇の〇〇と申します。少しお話よろいしいでしょうか?」

こんな感じで声をかけてくるはずです。

正直、怪しさ満点ですね。

でもこれが仕事なので勘弁してください。

最終的に「芸能活動に興味ありますか?」になってくるのですが、必ず「検討してこちらから連絡させていただきます」と言ってその場を切り抜けるようにしましょう。

決してこちらの連絡先は教えないようにしてください。

その会社の素性が分からない時点で、悪用される危険性や「しつこく勧誘」される危険性があります。

後からリサーチ

スカウトされると、その場で「自分のプロダクションがどんな会社なのか」を説明されます。

・創業〇〇年目の会社です
・所属タレントは〇〇がいます
・〇〇や〇〇といったテレビ局と深い繋がりがあります
・過去に〇〇のような有名な作品に携わった実績があります

などなど。

このように会社情報をひたすらにアピールしてきますが、正直話を盛っている可能性があります。

先ほど言ったように、その場は「検討してこちらから連絡させていただきます」と切り抜けもらった名刺に記載されてある会社名を検索し、自分の目でどういったプロダクションなのかをリサーチしましょう。

なお、「名刺を渡さない」「会社名が分からない」という会社は完全にアウトなので気をつけてください。
※記事の後半で解説します

芸能界に興味がなければ放置してOK

「検討してこちらから連絡させていただきます」

と切り抜けたあと、特に芸能界に興味がなければ放っておいてOKです。

「連絡するって言ったから断りの連絡だけでもしなきゃ」

なんて律儀に考えなくて大丈夫です。

芸能界は声をかけられたからといって飛び込むような業界ではありません。

「スカウト」と「勧誘」の見極め/悪徳芸能事務所のここに注意!

では今回の本題です。

芸能界にはうまく言葉を操って、金銭を要求する悪徳な芸能事務所が多く存在します。

先日、「Yahoo知恵袋」でこのような投稿を見つけました。

芸能プロダクションにスカウトされたのですがお金が多少かかるそうなのです。詳しい方、ぜひご回答願います。

私は20代の学生、男性です。

先日、渋谷に一人でいたところ芸能プロダクションの方にスカウトされその場で30分程熱心にぜひうちの芸能事務所へ入りませんかと話をされました。
怪しい事務所だった場合のことも考え半信半疑でその方の話を聞きましたが、
とても熱心で真剣に話をされたため疑いも少し無くなり、連絡先を交換して後日事務所にさらに詳しい話を聞きに行くこととなりました。

その事務所は今年に出来たばかりで有名なタレントなどはいないものの、事務所自体はもともと大手のマネージャーなどが独立し、企業したそうで業界に長く携わる方は数名いるそうです。
またそのマネージャーと共にその事務所に移籍したタレントもしるそうなのですがそれは公表できないとのことでした。
現在公表できる範囲での所属タレントの仕事は、大手企業のCMのエキストラ、NHKの大河ドラマのエキストラ、月9ドラマのセリフありの脇役などでした。あとはアニメ系の営業が多くありました。

後日事務所へ話を聞きに行くとスカウトした方とは別のマネージャーの方に、上述のことや、今の芸能界、芸能事務所の話を小一時間され、最後に

もし所属するのなら今回はスカウトという形でここに来たので事務所登録料などは一切いただきません。が、宣材写真などを撮る際の料金として4万3千円は支払っていただきたい

と言われました。
これは撮影代というより撮影のアポをとったのにもかかわらず何かの事故で撮影に間に合わなかったり、体調不良で撮影キャンセルした際に充てるお金だそうです。
自分としてはスカウトされてお金がかかるとは思わず少し戸惑っています。

このような料金は零細事務所ではかかるものなのでしょうか?
また自称有名なマネージャーがいるのにも関わらず大きい仕事がないということはどういうことなのでしょうか?

長文になりましたが、ぜひ詳しい方にご回答いただけたら幸いです。

後述・・・後日電話で事務所登録は少し考えさせてくださいといったところ「それくらいの気持ちなら芸能界では通用しないしやめたほうがいい。4万くらいを投資できないのなら無理。君の年齢も考えて他いっても厳しいと思う」などと少々辛口に言われましたがいまだに返事を先送りしている状態です。

参考:Yahoo知恵袋

典型的な「エキストラ事務所の人数集め」ですね。

決して〝悪徳〟というわけではありませんが、残念ながら「あなたにタレント性・将来性を感じたので是非うちの会社でプロデュースさせてください」というものではありません。

スカウトされるとどうしても「私って芸能人の素質があるのかな?」なんて勘違いしてしまいがちですが、ここは冷静に判断していきましょう。

まずはこれが「スカウト」なのか「勧誘」なのか、説明していきます。

スカウトと勧誘の違い

結論を言いますと、

これは「スカウト」ではなく「勧誘」になります。

語学知識としては「スカウト=(和訳)勧誘」になるのですが、この場合は以下のように認識してください。

スポンサードリンク

スカウトとは?

スカウトとはみなさんがイメージしているように、芸能界で活躍しそうな有望な子を誘うこと」です。

芸能プロダクションの経営は、主にタレントの育成とそのタレントがメディアで活躍してくれれば大きな収益になるという「人を商品とした商売」になります。

なのでその子に「お金を稼ぐ力」がありそうだったら、プロダクション側も商品価値を上げるための教育をし、投資するわけです。

よって本来スカウトというのは、一切の資金がかかることなく芸能活動ができるタレント発掘なのです。

勧誘とは?

一方で「勧誘」というのは上記の「Yahoo知恵袋」の投稿のように、プロダクション側から声をかけたいにも関わらず登録費用として数万円の費用を受け取ることをいいます。

勘違いしてほしくないのは、これは決して違法ではありません。

しかし手口としていかにも「芸能界デビューができる」ということを信じこませ、金銭を受け取ったらあとはほとんど放置。

このパターンがほとんどです。

ただしこのプロダクション側が言っていることも事実。

ほんの4万円という額が投資できないようだったら芸能界は正直言って厳しいのです。

関連記事

こんにちは、ひらきです。 芸能界を目指す人は、そこに多くの夢や希望を抱えて飛び込んできます。 その中で、よくこんな事を言う子に出会います。 お金をかけずに芸能人になりたい リスクなしで有名になりたい![…]

このプロダクションが悪徳かどうかはこれだけでは判断できませんが、以下に悪徳芸能事務所の特徴を並べたので参考にしてみてください。

①会社名を名乗らない
②そもそも名刺がない
③明確な所属タレントや取引先を濁す
④会社のHP(ホームページ)がない
⑤すぐに決断させようとする
⑥すぐに事務所に連れて行こうとする

これらはあきらかにやばい会社なので注意しましょう。

金銭を要求するところは「勧誘」です

つまり街中で声をかけられるようなことがあっても、後々金銭を要求されるようなことがあればそれは「勧誘」だと認識してください。

特に資本金がそこまで多くない中小の芸能プロダクションなどは、経営自体が自転車操業のようなところが多いです。

少しでも「怪しいな」と感じたら必ず断るようにしましょう。

【まとめ】ちゃんと芸能活動している会社はもちろんあります!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は『「スカウト」と「勧誘」の見極め/悪徳芸能事務所のここに注意!』をテーマにお話させていただきました。

「芸能界は悪い企みを考えている人が多い」

なんてのはみなさん承知していますよね。

街で芸能関係者から声をかけられたら十分に注意しましょう。

もちろん正当に芸能活動をしている会社がほとんどですので、芸能活動に興味がある方は一度挑戦してみるといいですね。

↓よければこちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

こんにちは、ひらきです。 芸能界を目指している方、芸能事務所(プロダクション)選びに悩んでいる方はかなり多いのではないでしょうか? 先日、こんなツイートをしました。 芸能活動をしていく上で、事務所選びって相当大事 といっ[…]

スポンサードリンク
最新情報をチェックしよう!