こんにちは、ひらきです。
この記事を読んでくださっている読者の方は、役者を目指している方が多いと思います。
役者を目指すにあたって、映画やドラマ、舞台にしても役者の仕事を請け負うのであれば台本をもらい台詞(セリフ)を覚える。
まずはこれが必須になりますよね。
今回はその台詞の覚え方について、以下の7つの方法をお話しさせていただきます。
・声に出して覚える
・耳で聞いて覚える
・書いて覚える
・動きながら覚える
・映像記憶で覚える
・読み合わせで覚える
結論として、どの方法が台詞(セリフ)覚えをするのに〝一番良いのか〟なんてありません。
人によって台詞の覚え方はそれぞれです。この中から自分のやり方にあった覚え方を探してみるのはいかがでしょうか。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて芸能界で〈生きる〉ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら
役者の〈台詞(セリフ)の覚え方〉と〈7つのコツ!〉を紹介
台詞の覚え方というのは役者によって様々です。
『あの有名な役者がこういうやり方をやっていたから自分もやってみよう』
では効率も変わるだろうし「もしかしたら全然覚えられない」なんてことにもなり兼ねません。
以下、7つの台詞の覚え方のパターンを用意しましたので参考にしてみてください。
台詞の覚え方①:ひたすら熟読して覚える
僕は漫画が好きで、かなり頻繁に読んでいます。
好きな本だと繰り返し読むことがありますよね。
そうすると、次のキャラクターの台詞や吹き出しを覚えてしまっている事はありませんか。
それと同じです。
繰り返して何回も何回も読むことによって、目と脳がそれに慣れ自然と頭の中にインプットされるようになります。
一回読んだだけで台詞を覚えられる人なんて聞いたことがありません。
台詞覚えの基本は、ひたすら台本を反復で繰り返し読むことです。これは誰もがやるやり方ですね。
台詞の覚え方②:声に出して覚える
実際に台詞を声に出して読んで見ること。
声に出す事で、視覚以外にも耳での記憶にもつながる。
また、声に出せば台詞回しのイントネーションや感情の入れ方の確認も出来るのでこれが一番覚えやすい。
なんて人は多いかもしれません。
しかし、声を出して台本を覚えるやり方は場所に限りが出てしまいます。
間違っても電車の中や路上ではやらないようにしましょう。
台詞の覚え方③:耳で聞いて覚える
こちらは自分の台詞を言う声を録音して、耳で聞きながら覚えると言うやり方です。
今ではスマホでも簡単に録音機能があるので便利な時代になりました。
昔はわざわざボイスレコーダーを買ってやっていましたからね、耳で聞く事で何か違う作業をしながらでも頭にインプット出来るのがいいです。
しかしこれもデメリットがありまして、自分の台詞部分しか聞かないと相手との台詞の掛け合いがちんぷんかんぷんになってしまいます。
僕はこれ経験済みです、気をつけましょう。
台詞の覚え方④:書いて覚える
これもポピュラーなやり方ですね。
ひたすらノートに書いて覚える、勉強の反復練習のようなものです。
効果はありますが、時間がかかります。
人によっては効率が悪くなっちゃうのかな。
書くことに必死になりすぎて、肝心の「物語の構成や脚本の趣旨を理解できない」なんてことにも成り兼ねません。
僕はこのやり方はダメでした。
台詞の覚え方⑤:動きながら覚える
家事をしながら歩きながら、いわゆる『ながら方法』です。
他の5感を使う事で、人はそれが記憶に結び付くと研究成果が出ています。
例えば「散歩しながら覚える」「音楽を聴きながら覚える」「食事をしながら覚える」など。
やり方は色々あります。
筋トレしながら仕事しながら。
僕はやっていました。
台詞の覚え方⑥:映像記憶で覚える
映像記憶で覚える、これは特殊なやり方です。
あまり他で見かけた事はありませんが、僕はこの方法が一番合っていました。
どんなやり方か。
みなさんスマホのスクリーンショットをイメージしてください、あれと同じです。
台本のページを1ページづつ画像として記憶してしまうのです。
映像記憶ってやつですかね、芝居をする時目の前に台本のイメージ画像が見えている状態になっているんです。
カンニングしながらテストを受けているような感覚です。
台詞の覚え方⑦:読み合わせで覚える
「誰かと実際に読み合いながら覚える」これじゃないと覚えられないって人は多いんじゃないでしょうか。
「一人では覚えられない」「実際に対人で読み合わせをしないとダメだ」と、稽古が始まると一気に台詞覚えが早くなりませんか。
緊張感が生まれ、脳もそれに対応し即台詞のインプットがはじまるわけです。
僕は前記とこれが合っています。
ひたすら繰り返すしかない
どのやり方も、結局は繰り返して反復練習することが大事なんです。あとは覚える時間帯にもよりますよね。
・翌朝目覚めた時、すぐに同じところを覚える
テスト勉強もそうですが、これが一番記憶するのに良いのです。
あとは自分に合った方法を探して、いかに効率よく早く覚えられるか、いろいろ試して見たください。
台詞を覚える事は基礎中の基礎
台詞を覚えたからといってそれでお終いではありません。
そこで満足しないでください、むしろ始まりです。
ここから芝居の演出が始まり、台詞の言い方、身体の表現、相手との段取りなどなど、演劇の世界は奥が深いです。
だから役者って面白いのですが。
演出家によっては「台詞を覚えられなければ演出をつけない!」なんて方もいますから。(当たり前か)
とにかく覚えることに慣れることです。
台詞は会話なんです!
台詞を覚えるときに難しく考えないことですね。
台詞って〝会話〟なんです。
みなさん、普段の生活の中で人と喋っていますよね。
それと一緒です、会話をすればいいんです。
そこにテクニックを加えれば立派な芝居の完成です。
難しく考えれば考えるほど、みんな悩んで苦しんでいくんですけどね。
ま、それが演劇の世界。
僕もやはり演劇のことを考えていると眠れなくなるときが多々あります。
だから面白いんですけど。
芝居は楽しんじゃえばいいんです。
【まとめ】大事なことは、その物語が何を伝えたいのかを理解すること
台詞(セリフ)覚えが苦手な役者さん、多いですよね
僕も昔から結構苦手・・
覚え方は人それぞれだけど、共通して言えることはある
・台本の内容を理解すること
・脚本家が何を伝えたいのか理解すること
・その場をどう生きているかこれさえ抑えれば、自然と台詞(セリフ)は覚えられる
— ひらき@年中無休の役者社長 (@khiraki0201) December 12, 2019
最後まで読んでいただきありがとうございました。
台詞(セリフ)覚えももちろんそうですが、大事なことは「その物語が何を伝えたいか」なのです。
・声に出して覚える
・耳で聞いて覚える
・書いて覚える
・動きながら覚える
・映像記憶で覚える
・読み合わせで覚える
台詞(セリフ)を覚えるのは当たり前、役者として大変なのはそこからです!といっても難しく考えずにまずは一つずつクリアしていきましょう。台詞覚えに苦しんでいる方、少しでも参考になってくれれば嬉しいです。
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ひらき(@khiraki0201)