こんにちは、ひらきです。
数日経っての投稿となりましたが・・。
この度、弊社・株式会社K’sLink第3回公演とさせていただきました舞台『海はつなぐ』は無事に幕を降ろすことができました。
たくさんのお客様にご来場いただきまして本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。
本当にありがとうございました!
※この記事は2020年10月に書かれたものです。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて芸能界で〈生きる〉ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら
K’sLink主催:舞台「海はつなぐ」終演いたしました!
たくさんの仲間に支えられ、そしてたくさんのお客様にも足を運んでいただき感謝の言葉しかでません。
大きな怪我もなく、みんなが無事でいられたこと。
これに尽きます。
本当に公演ができるかどうか不安の毎日でしたが・・
本公演、キャスト・スタッフの顔合わせをしたのが8月20日。
その時も〈新型コロナウィルス〉の収束の目処はたっていなく、正直公演ができるかどうか不安でした。
それは稽古が始まってからも同様です。
稽古場に来てからの検温や小まめな換気、徹底したアルコール消毒などこれだけでも負担でした。
(金銭的な負担ももちろんです)
そんな環境の中でもみんな一人一人が徹底して予防対策に努めてくれたおかげで、誰一人として感染者を出すことなく本公演を迎えることができました。
コミュニケーションがなかなかとれないフラストレーション
事業を進めるにあたり、このような感染予防ガイドラインも作成しました。
そしてこのような規則も。
・公演後の「打ち上げ」はダメ
などなど。
演劇人にとってかなり厳しい状況になってしまったのは分かりますよね・・。
こういった酒の場のコミュニケーションは、何もその場を楽しむものだけではありません。
酒を交えながら共演者同士でコミュニケーションをとることにより、それが作品の質の向上に繋がることは演劇を知る人なら分かるはず。
今回はそんな交流ができなかったことに辛さを覚えました。
大きな怪我もなく・・
僕の手がける舞台作品のほとんどがアクションエンタメと言われるものになります。
主に刀を持ってのアクションパフォーマンスとなるため、常に怪我と隣り合わせになっています。
どんなにいい作品を作ろうと、怪我をしてしまっては元も子もありません。
ましてやお客様を怪我させてしまうなど最悪です。
みんなの細心の注意のおかげで、大きな怪我人をだすことなく無事に終えられてよかった。
本当によかった。
お客様の「楽しかった」「感動した」が一番のご褒美です!
今回の作品は本当にたくさんの方から嬉しいお言葉を頂戴することができました。
Twitterの「#海はつなぐ」を見ても、どれも喜んでいただけた言葉ばかり。
こういったお客様の「楽しかった」「感動した」が僕たちエンタメ人にとって一番のご褒美です。
出演者の気持ちも通常とは違う
この騒動の中で、多くの役者たちが辛い思いを経験してきました。
それは今回出演してくれたみんなもです。
舞台稽古が始まったのに、公演が急遽延期になってしまう。
中には小屋入りしてから公演の延期を決めた方もいました。
今回の「海はつなぐ」では、お客様へのエンタメの提供は元より「辛い経験をしてきた役者仲間たちをなんとしてでもステージにあげたい」。
そんな僕の想いがありました。
ステージに上がる役者たちも、やはり通常の舞台公演とは心持ちが違ったはずです。
これからも環境の変化と闘っていかなくてはいけない芸能界
この〈新型コロナウィルス騒動〉のような状況は、必ずしも収まるというものではありません。
もしかしたら今後このままウィルスと闘っていかなければいけないのかもしれません。
そうなってくると、僕たち芸能界で働く者も本当に肩身の狭い状況の中でものづくりをしなくてはいけません。
正直、僕はこの状況下での舞台公演および集客を必要とする事業は懲りました。
通常の舞台公演の2倍も3倍も気疲れしました。
だからといって闘いをやめてはいけません。
これからも環境の変化に適応しながら僕たちは〈エンタメ作品〉をつくり続けていきます!
さて、次はどんな冒険に出かけようか
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本当に本当に、今回の「海はつなぐ」では感謝の気持ちが溢れ出ています。
キャスト・スタッフ・関係者、そしてお客様。
このようなテキストでは「ありがとう」は書き現せません。
またいつか、舞台を通してお客様に最高のパフォーマンスをお届けすること。
これが一番の恩返しになってくれればいいなと思っています。
ひらき(脚本・演出)、宮島啓(株式会社K’sLink代表)でした。
ひらき(@khiraki0201)