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フリーランスの芸能活動において「インボイス登録」は必要なのか?

こんにちは、ひらきです。

2023年10月1日より開始された「インボイス制度」

仕事の取引先に対して売り上げを請求する際に、明確な請求書(インボイス)を発行することが義務付けられました。

この制度は、税務申告の透明性を高め、税収の適正化を図ることが目的です。

と、

難しい言葉を並べましたが、この説明が分からないとここから先苦労していくことになりますよ。

この記事を書いているのが2024年4月ですが、僕の芸能界の周りの人たちは未だに「インボイス制度」について理解していない方がたくさん居ます。

今回はそんな方たちに向けて、『フリーランスの芸能活動において「インボイス登録」は必要なのか?』というテーマで、「インボイス制度について詳しく解説していきます。

結局、芸能活動を続けるには「インボイス制度」は登録した方がいいの?

なんて思っている方、ぜひ最後までお読みください。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。詳細や芸歴はこちら

・そもそも「インボイス制度」とは?
・芸能活動にどんな影響が出るのか?
・「インボイス登録」は絶対に必要?

フリーランスの芸能活動において「インボイス登録」は必要なのか?

そもそもインボイス制度って何よ?

はい、まずそこから説明していきましょう。

簡単に説明しますと、

「年収1,000万円以下」の方はこれまで、本来収めるべき所得税を控除されていましたが、インボイス制度が始まったら控除されていた税金を納めなくてはならなくなってしまった。

ということです。

フリーランスとして芸能活動されてる方の多くは「年収1,000万円以下」に該当しているため、ただでさえ収入の少ない芸能界はその多くが「納税せざるを得ない」ということになってしまうのです。

つまり、

これまで所得の低かった方は、可処分所得が更に低くなってしまうということです。

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インボイス制度の内容とは?

ではインボイス制度の内容とは何なのでしょうか?

インボイス制度は通常、フリーランスの活動において行われる手続きであり、

以下のような内容になっています。

請求書の発行

インボイス登録を行うことで、インボイス請求書を発行する権限を得ることができます。

T〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

のように、

「T」で始まる13桁の番号のことです。

これを請求書に記載することで、「自分はインボイス登録をしている事業者です」と証明できるのです。

取引の記録

インボイス登録を行うことで、取引の記録を簡単に電子管理できます。

これにより、

顧客との取引履歴や支払い状況を追跡しやすくなります。

つまり、税金の流れが分かりやすくなったということですね。

税務上の義務の履行

インボイス登録を行うことで、税務上の義務を遵守することができます。

収入に対する納税には、本来申告や支払いが必要です。

が、

インボイス登録を行うことで、こういった手続きを容易に行うことができます。

法的保護

インボイス登録を行うことで、取引に関する法的な保護を受けることができます。

登録された請求書は法的な証拠として利用されます。

これにより、収入の管理や税務上の義務を遵守することができます。

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芸能活動に「インボイス登録」は必要なのか?

で、結局「インボイス登録」は必要なの?

はい、僕なりの結論を言いますと、

「焦って今すぐ登録する必要はないが、いずれは登録した方がいい」

と答えておきます。

以下、その理由を説明していきます。

まだ世間的に「インボイス登録」が広まっていない

僕の会社では多くの事業を営んでいます。

その中で、業務を委託するお多くの方はフリーランス。

2024年4月現在、まだほとんどの方がインボイス登録をしていません。

というか、

「インボイス登録はしていますか?」

と、仕事の契約をする時は必ず尋ねるのですが、結構な割合で

「よく分からないので、まだしていません」

と答えます。

中には、「インボイスって何ですか?」なんて答える方もいます。

これは流石に呆れてしまいますが・・。

このブログの中で度々、「日本人の勉強不足」を唱えていますが、話すと長くなるのでこちらの記事を読んでください。

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インボイスの未登録は、いずれ仕事が減少していく

まだ焦ることはないですが、ここ数年以内に「インボイスの未登録者は仕事が減少していく」と予想しています。

というのも、

事業主側(ここでいう芸能活動しているフリーランス)が自分で納税しなければ、その納税分は雇用側が払わなくてはならないからです。

つまり、企業は「インボイス登録をしていない事業主を雇いたくない」となってしまう恐れがあるのです。

そりゃそうですよね、その分の納税額が増えてしまうのですから。

今はまだそんな風潮はありませんが、徐々に「インボイス未登録」の事業主との契約は減っていくのではないでしょうか?

納税を怠ると仕事が減少する悪循環

「納税は国民の義務」

なんて言葉がありますが、それでも収入の多くない方からすると、納税も苦しいものがあります。

おまけに日本では政治家の裏金問題や、よく分からない税金の使い方が毎日のように報道されていますから、納税に抵抗が出てしまう気持ちも分かります。

しかし、

すでに国が「インボイス制度」というシステムをつくってしまったからには、それに従って納税するしかありません。

ここに反発して、上記のような理由で仕事が減少してしまったら元も子もないですからね。

これを機に、「インボイス制度」について勉強してみてはいかがでしょうか?

【おわり】

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は『フリーランスの芸能活動において「インボイス登録」は必要なのか?』というテーマでお話させていただきました。

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

↓今回のおすすめ書籍はこちら。

↓よければこちらの記事も合わせてお読みください。

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ひらき(@khiraki0201

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