こんにちは、ひらきです。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
10代から20代にかけて芸能界で〈生きる〉ためのノウハウを学び、30歳で起業。
役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台主催、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこち
近年、芸能界の環境は大きく変化していっています。
テレビ業界は年々衰退していき、一つのドラマ作品を作るのにも赤字の連続。
変化をもたらしたのは動画配信サービス・YouTubeなど、情報発信の場が変わったことではないでしょうか?
ほんの10年くらい前まではYouTubeなんてほとんど世間に浸透していなかったのに、ここ数年でテレビで活躍していたタレント達がどんどんYouTubeへ参入してきています。
そして芸能タレントよりも発信力・影響力のある一般人が急増しているのです。
この記事では『「芸能界でのビジネスモデル」はどう変わる?芸能事務所の在り方とは?』をテーマに、これからの芸能界でのビジネスのやり方についてお話していきます。
・これからの芸能事務所はどうなっていくのでしょうか?
・タレントはどうやって食べていけばいいのでしょうか?
「芸能界でのビジネスモデル」はどう変わる?
僕は芸能界で役者活動をしながら同時に芸能プロダクションを経営しています。
これだけ変化のスピードが早いと「どうしたらタレント達の活躍の場が増えるのか」と、そんなことばかり考えてしまいます。
先日、このようなツイートをしました。
今の芸能界の【ビジネスモデル】は、ちょうど変化の最中なんじゃないかな
✔︎テレビ業界の衰退
✔︎『個』の活躍が急増
✔︎根強いブランドイメージ
✔︎発信力と影響力の強い一般人の進出
✔︎テレビからネットへ変わるプラットホームこれからの芸能界は「情報収集」が必須になってきますね
— ひらき@役者社長は年中無休 (@khiraki0201) February 16, 2020
書いてあるように、これからの芸能界は「情報が武器」になってきます。
自分のスキルアップももちろん大事ですが、トレンドを学び続けることも芸能界を生きていく上で必須になってきます。
増加する『個人』での活躍
芸能界のビジネスモデルの変化として、一番大きく変わったのは先ほども言ったようにYouTubeの進出ではないでしょうか。
そしてそこから派生する「個人の活躍」です。
はい、そんな風に捉える方もいるかもしれませんが、世間に発信力のあるメディアコンテンツとしては十分に芸能界であると認識しています。
YouTubeを中心に情報発信のツールである様々なSNSは、芸能プロダクションに所属するよりも強い発信力があるので「個人」で活躍する人が増えてきているのです。
チャンネル登録数やフォロワーが何万人も何十万人もいるような方は、それだけでメディア露出のチャンスが広がります。
プロダクションに所属しないでも、ある意味で芸能活動が出来てしまうのです。
健在する〝ブランド〟の価値
とは言ってもやはりプロダクションの影響力はまだまだ健在しています。
特にドラマや映画といった作品は、大手プロダクションのブランドイメージからキャスティングに起用されることがほとんどです。
「大手プロダクションに所属している」
これだけでブランド力がついてしまうのです。
しかし、以前のように「大手プロダクションに所属すれば仕事が貰え、有名になれる」なんて風潮は減少しているように感じます。
変化するプラットホーム
テレビ業界の衰退は、ここ数年で一気に加速しています。
【テレビ業界の衰退】は、みるみる加速しているように感じる
✔︎限られた予算
✔︎どの部署も人員不足
✔︎伸び悩む視聴率
✔︎過酷な労働時間
✔︎度重なるコンプライアンス問題賢い人は「テレビに未来はない」と、違うプラットホームへ移って行く・・
今は個人が番組を持てる時代だからなー
— ひらき@役者社長は年中無休 (@khiraki0201) February 16, 2020
時代の変化に一番に対応していかなければいけないメディア業界が、実は一番対応出来ていないのです。
クリエイトの現場がただの〈労働〉の現場になっているのです。
だから「テレビに未来を感じなくなったクリエイター達」は別のプラットホーム、それこそYouTubeへと流れていっているのです。
そして今後も、数年としないうちに新たなエンタメのプラットホームが登場し、常にトレンドのプラットホームへと移っていく芸能人が多くなっていくのでしょう。
なんて言われてしまうかもしれませんが、綺麗事は言ってられません。
クリエイターといえど食べていかなくてはいけないのですから、我々は需要のあるプラットホームを求めて変化に対応していくのです。
〈発信力〉と〈影響力〉の強い一般人の進出
Twitterやブログ、YouTubeなどを見ていると〈インフルエンサー〉と呼ばれる、芸能人ではない一般人の活躍がここ数年で急激に伸びています。
動画の再生時間は数百万回、フォロワーは数十万人と、そこらの芸能人よりはるかに〝影響力〟を持った人たちです。
彼らの進出によって芸能界が脅かされているのも現状です。
これからの時代は、こうした〈発信力と影響力〉のある人がメディアの業界で活躍していくのです。
「これからは役者を目指すにしても歌手を目指すにしてもダンサーを目指すにしても、〈発信力と影響力〉がないと芸能界で生き残っていけません」と。
それほどまでに〈インフルエンサー〉たちの影響力は強くなっているのです。
これからの芸能事務所の【在り方】とは?
事務所とタレントの『信頼関係』の見直し
これからは事務所側とタレント側の信頼構築も見直していかなければなりません。
お客さんとの信頼関係を築くことはビジネスをやっていく上ですごく重要
しかしそれ以上に社員やメンバー、仲間との信頼関係をしっかり構築する方が大切なんじゃないかな
仲間を大切に出来ない経営者はお客さんも大切に出来ない
社員同士が険悪な会社は間違いなく先は短い
まずは仲間意識です
— ひらき@役者社長は年中無休 (@khiraki0201) February 13, 2020
「事務所側はあくまで会社、タレント側は商品」
こんな認識が強かったのではないかと思います。
〝チームワーク〟こそが会社の成長に繋がり、芸能界を渡っていくのに必須になると僕は考えます。
芸能のスキルよりも『〇〇』を教えるべき!
芸能界で仕事を貰うには個々の技術(スキル)が必須です。
これが芸能という業界になります。
しかしこれ以上に教えていかなければならないことがあります。
それは「個で活躍するためのセルフプロデュース力」になります。
これからの芸能界、事務所の力に頼らず個人が活躍する時代になってきます。
芸能事務所とはあくまできっかけ、自分から発信していく力も技術(スキル)と同時に身につけていきましょう。
【まとめ】時代の変化に対応を!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は『「芸能界でのビジネスモデル」はどう変わる?芸能事務所の在り方とは?』というテーマでお話させていただきました。
冒頭でも言ったように、今の時代の変化とともに芸能界も大きく変わろうとしています。
当たり前のことですが、この変化に対応できないようではどんな業界に行っても成功はしません。
常に学び続けることが大事なのです
少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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