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「芸能界でのビジネスモデルはどう変わる?」芸能事務所の在り方とは

こんにちは、ひらきです。

ここ数年、芸能界の環境は大きく変化しています。

テレビ業界は年々衰退していき、一つのドラマ作品を作るのにも赤字の連続。

変化をもたらしたのは動画配信サービス・YouTubeなど、「情報発信の場」が変わったことではないでしょうか。

ほんの10年くらい前まではYouTubeなんてほとんど世間に浸透していなかったのに、ここ数年でテレビで活躍していたタレント達がどんどんYouTubeへ参入してきています。

そして芸能タレントよりも発信力・影響力のある一般人が急増しているのです。

では、これからの芸能界ではどのようにビジネスを展開していけばいいのでしょうか?

この記事では『「芸能界でのビジネスモデルはどう変わる?」芸能事務所の在り方とはをテーマに、これからの芸能界でのビジネスのやり方についてお話していきます。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・芸能界でのビジネスモデルは今後どうなっていくのか?
・これからの芸能事務所はどうなっていくのでしょうか?
・タレントはどうやって食べていけばいいのでしょうか?

芸能界でのビジネスモデルはどう変わる?

僕は芸能界で役者活動をしながら、同時に芸能プロダクションを経営しています。

これだけ変化のスピードが早いと「どうしたらタレント達の活躍の場が増えるのか」と、そんなことばかり考えてしまいます。

先日、このようなツイートをしました。

これからの芸能界は「情報が武器」になってきます。

自分のスキルアップももちろん大事ですが、トレンドを学び続けることも芸能界を生きていく上で必須になってきます。

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増える「個人」での活躍

芸能界のビジネスモデルの変化として、一番大きく変わったのは先ほども言ったようにYouTubeの進出ではないでしょうか。

そして、そこから派生する「個人の活躍」です。

YouTubeは芸能界じゃないよ

はい。

そんな風に捉える方もいるかもしれませんが、世間に発信力のあるメディアコンテンツとしては十分に芸能界であると認識しています。

YouTubeを中心に情報発信のツールである様々なSNSは、芸能プロダクションに所属するよりも強い発信力があるので「個人」で活躍する人が増えてきているのです。

チャンネル登録数やフォロワーが何万人も何十万人もいるような方は、それだけでメディア露出のチャンスが広がります。

プロダクションに所属しないでも、ある意味で芸能活動が出来てしまうのです。

健在する「ブランド」の価値

とは言ってもやはりプロダクションの影響力はまだまだ健在しています。

特にドラマや映画といった作品は、大手プロダクションのブランドイメージからキャスティングに起用されることがほとんどです。

「大手プロダクションに所属している」

これだけでブランド力がついてしまうのです。

しかし、以前のように「大手プロダクションに所属すれば仕事が貰え、有名になれる」なんて風潮は減少しているように感じます。

先ほども言ったように「個人」の活躍が目立ってきているので、これからプロダクション選びをするタレント志望の方なんかは色々とリサーチをしてみた方がいいかもしれません。

変化するプラットホーム

プラットフォーム、これも芸能界の課題になってくるのではないでしょうか?

テレビ業界の衰退は、ここ数年で一気に加速しています。

時代の変化に一番に対応していかなければいけないメディア業界が、実は一番対応出来ていないと感じています。

僕はドラマ制作のスタッフの仕事も請け負っていますが、何年も昔からのやり方を通そうとしている現場環境では明らかに人は育ちません。

クリエイトの現場がただの〈労働〉の現場になっているのです。

だから「テレビに未来を感じなくなったクリエイター達」は別のプラットホーム、それこそYouTubeへと流れていっているのです。

そして今後も、数年としないうちに新たなエンタメのプラットホームが登場し、常にトレンドのプラットホームへと移っていく芸能人が多くなっていくのでしょう。

テレビタレントとしてのプライドはないの?

なんて言われてしまうかもしれませんが、綺麗事は言ってられません。

クリエイターといえど食べていかなくてはいけないのですから、我々は需要のあるプラットホームを求めて変化に対応していくのです。

〈発信力〉と〈影響力〉の強い一般人の進出

Twitterやブログ、YouTubeなどを見ていると〈インフルエンサー〉と呼ばれる、芸能人ではない一般人の活躍がここ数年で急激に伸びています。

動画の再生時間は数百万回、フォロワーは数十万人と、そこらの芸能人よりはるかに「影響力」を持った人たちです。

彼らの進出によって芸能界が脅かされているのも現状です。

これからの時代は、こうした〈発信力と影響力〉のある人がメディアの業界で活躍していくのです。

僕は自分の会社のタレントの子達に常々こう言っています。

「これからは役者を目指すにしても歌手を目指すにしてもダンサーを目指すにしても、〈発信力と影響力〉がないと芸能界で生き残っていけません」

と。

それほどまでに〈インフルエンサー〉たちの影響力は強くなっているのです。

これからの芸能事務所の在り方とは?

では、これからの芸能界で生き残っていくには「芸能事務所の在り方」はどのように対応していけばいいのでしょうか?

事務所とタレントの「信頼関係」の見直し

大手プロダクションでも、ベテランタレントが続々と独立していっていますよね。

これからは、事務所側とタレント側の信頼構築も見直していかなければなりませんね。

「事務所側はあくまで会社、タレント側は商品」

こんな認識が強かったのではないかと思います。

しかしこれからは事務所側とタレント側で、「同じ目線」で芸能界を考えていくことが大事になってきます。

〝チームワーク〟こそが会社の成長に繋がり、芸能界を渡っていくのに必須になると僕は考えます。

芸能のスキルよりも「〇〇」を教えるべき!

芸能界で仕事を貰うには個々の技術(スキル)が必須です。

役者であれば演技力、歌手であれば歌唱力、ダンサーであればダンス力、総して我々は〝表現力〟を極めなければいけません。

これが芸能という業界になります。

しかしこれ以上に教えていかなければならないことがあります。

それは「個で活躍するためのセルフプロデュース力」になります。

これからの芸能界、事務所の力に頼らず個人が活躍する時代になってきます。

芸能事務所とはあくまできっかけ、自分から発信していく力も技術(スキル)と同時に身につけていきましょう。

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【まとめ】時代の変化に対応を!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『「芸能界でのビジネスモデルはどう変わる?」芸能事務所の在り方とはをテーマでお話させていただきました。

冒頭でも言ったように、今の時代の変化とともに芸能界も大きく変わろうとしています。

当たり前のことですが、この変化に対応できないようではどんな業界に行っても成功はしません。

常に学び続けることが大事なのです

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

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