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現役役者が語る「舞台観劇の楽しみ方」初心者はここに注目しよう

こんにちは、ひらきです。

日本だとなかなか普及しない舞台観劇…。

多くの方が「舞台観劇」って行ったことがないんですよね。

友人から舞台観劇に誘われたけど、楽しめるかな?
舞台はどんなところに注目すればいいのかな?

この記事では『現役役者が語る「舞台観劇の楽しみ方」初心者はここに注目しよう』というテーマで、現役で役者活動をする僕の視点からそんな疑問にお答えしていきます。

これから舞台に行く予定の方、舞台に興味がある方、ぜひ最後までお読みください。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・舞台観劇の楽しみ方とは?
・何を準備して観劇すればいいのか
・何に注目して舞台を観ればいいの

現役役者が語る「舞台観劇の楽しみ方」とは?

ドラマや映画と違い、舞台というのは「生」で演劇を楽しむことが出来ます。

チケットの値段も決して安いものではありません。

舞台というのは「小劇場」と呼ばれる小さい劇場で公演するものから、商業として何百人ものキャパシティの会場でやる「長期公演の商業舞台」など幅広く行われています。

しかし、どんな舞台公演でも「演劇の楽しみ方」は同じです。

ドラマや映画と同じように、自分の思った気持ちそのままで楽しめばいいのです。

でも舞台を観に行くには注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

・観劇のマナーとは?
・あった方がいい持ち物は?
・自由席はどこに座ればいい?

まずはここからお話していきます。

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観劇のマナーとは?

「舞台観劇のマナー」とはどんなものがあるのでしょうか?

基本的のは映画館に行くような感覚だと思ってください。

周りには自分以外のお客様がいるわけですから、「静かに」「騒がない」は最低限守りましょう。

スマートホンは必ず電源を切ってください。
(※マナーモード禁止のところも増えています)

その他にはこのような点に注意してください。

開演時間は厳守でお願いします

開演時間に遅れて来ることは他のお客様を待たせることになってしまいます。
映画館と違って「時間になれば開演」というものではありません。
予約されているお客様の入場が全て確認出来たら開演するパターンが多いのです。
もし遅れそうでしたらチケット販売してくれた方、もしくは劇場にすぐ連絡しましょう。
また、仮に途中で入場してくるという場合でも芝居を遮ってしまう恐れがあります。
なるべく途中入場もしないようにお願い致します。

体温調整できる格好をしてきましょう

劇場というのは機材の関係で「冷房が効き過ぎている」なんてところが多くあります。
また、公演中は長時間座って観劇するため身体は硬直し、体温が下がります。
温かい格好もしくはひざ掛けが1枚あると便利です。
劇場によってはブランケットを貸し出している親切なところもあります。

大きい声やリアクションは前もって確認しましょう

その作品にもよりますが、演劇の内容によっては「大きな声」で笑ったり「大きなリアクション」をとりたかったりします。
そうした作品は前もって劇団側から指示があります。
「笑いたい時は大げさに笑ってください」
「手拍子も遠慮なくやってください」
など、演劇の前にこんな前説があったりする作品はライブ感覚で観ることが出来ます。
しかし、基本的には舞台は静かに観劇するものです。
特に応援ボードやペンライトのような派手なグッズの持ち込みはしないようにしましょう。

撮影は禁止です

これは映画館でも一緒ですね。
動画撮影はもちろん、写真撮影やスマートホンでの撮影も禁止です。
シャッター音の鳴らないスマートホンで公演を撮影していた人が捕まった事件がありましたが、映画館での撮影同様許可のない撮影行為は「違法」になります。
制作サイドから訴えられる可能性もありますので、くれぐれも注意してください。
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開演時間は厳守でお願いします

観劇する際に「持っていた方がいい持ち物」とはなんでしょうか?

それを紹介していきます。

●ペットボトルの飲み物
観劇は長時間座りっぱなしです。飲み物は各自で管理しましょう。
(※ただし飲食禁止の劇場もあるので注意しましょう)
●のど飴
劇場は乾燥しているところが多いです。喉を潤すために「のど飴」はあった方がいいです。
●ひざ掛け
冷房が効き過ぎている劇場もありますので、簡易的な「毛布(ひざ掛け)」が一枚あると便利です。
●双眼鏡
大きいホールなどでは後部の座席に座ってしまったらなかなか役者の表情や細かい芝居を観ることが困難になります。そんな時は「双眼鏡」があると便利です。ただし周りのお客様への配慮にも注意しましょう。
●クリアファイル
舞台公演では必ず出演者の次の公演情報や、舞台観劇のお得な情報のパンフレットが貰えます。持ち帰りたい方は「クリアファイル」を一枚持っていきましょう。

体温調整できる格好をしてきましょう

小劇場での公演は、座席が指定されることなく「自由席」になってるパターンが多いです。

そんな時、どんな所に座ったらいいのでしょうか?

「おすすめの座席」を紹介しましょう。

ずばり役者と同じ目線の席」に座ることです。

出演者と同じ目線の席に座ることで、その役者の表情や細かい芝居もよく見えるようになります。
そしてなるべく真ん中に近いところに座りましょう。舞台作品はどこの席からでも分かるように演出をつけていますが、それでもセンターからの観劇が一番観応えがあります。

舞台は「生もの」なので、二度同じ作品を観ることは出来ません。

せっかく観るのであれば最良の席で観ることをおすすめします。

大きい声やリアクションは前もって確認しましょう

舞台って初めて観に行くから、どんなところに注目して楽しめばいいんだろう?

冒頭でも言ったように、演劇の楽しみ方はひとそれぞれであり、いくら生の演劇だからといって構える必要はありません。

素直に思ったように楽しめばいいのです。

しかしそれではこの記事の意味がないので、実際に舞台で役者活動をしている僕の視点からおすすめの舞台の注目ポイント」をご紹介します。

撮影は禁止です

まず一つは舞台セットの美術や小道具」に注目してみましょう。

舞台というのは芝居はもちろん、照明や音響も合わさって作品が出来上がるわけですが、特に美術の飾りは映像とは違いお客様の目に直接映るものですから観察すると面白く出来ています。

ステージという空間の中で、その物語の世界観を表現しなくてはいけません。
「飾りが〝椅子一つだけ〟の舞台」なんていう作品もありますが、劇団によってはかなりの予算をかけド派手に美術を飾る作品もあります。

また、役者が使う美術道具(小道具)もそのほとんどが「手作り」で出来ています。

「一体どんな風に作られているのか」

「どのように使われるのか」

こういったところもお芝居を楽しむ注目ポイントになります。

持っていた方がいい持ち物は?

もう一つは台詞(セリフ)を喋っていない役者の動き」にも注目してみてください。

ドラマや映画では主に台詞を言う役者にカメラが向けられるので、その周りの役者がどのような動きをしているのか分かりません。が、舞台はステージに立っている役者の動きが全て客席から見えます。

「台詞を喋っていない役者がどんな動きをしているのか」

「どんなリアクションをしているのか」

こういったところも演劇を楽しむ一つのポイントになります。

お芝居を楽しむためには一点に集中して観るのではなく、全体をくまなく観てみるとより楽しめます。

自由席はどこに座ればいい?

「あの役者さん、すごく良かった!次の舞台も観に行きたい!」

「この劇団の今後の活躍に期待したい!」

舞台を観に行ってそんな風に思ったら、次の作品も観たくなりますよね。

しかし、何度も言っているように舞台は生ものです。

気軽に行きたい時に行って観たい時に観れる、なんてものではありません。

しかもチケット代は映画館で映画を見るよりも2〜5倍くらいの料金価格です。

決して安くはないはずです。

しかし今のネット時代は便利になりました。

以下の記事では月額制にはなりますが演劇の動画配信サービス」を紹介しています。

こちらでは数ある劇団の舞台公演が「どんな場所でも」「どんな時でも」楽しむことが出来ます。

「地方住まいでなかなか舞台観劇に行くことが出来ない」

「お手頃な料金で舞台を楽しみたい」

こんな方におすすめのコンテンツになります。
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舞台観劇の初心者はここに注目して観劇しよう

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『現役役者が語る「舞台観劇の楽しみ方」初心者はここに注目しよう』というテーマでお話させていただきました。

演劇界全体が衰退気味である今の時代、僕たちクリエイターも変化に対応しながら「常にお客様に喜んでもらえる作品」をつくり続けなくてはいけません。

どんな時代でも、世間はエンターテイメントを求めています。

プレイヤーとスタッフ、そしてお客様があって作品は創り上げることが出来ます。

我々の今後の活躍に期待していてください

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

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