こんにちは、ひらきです。
「日本人は親切で礼儀正しい、その上謙虚である」
諸外国から見ると、日本人はこのように思われることが多いです。
誇らしいですよね。
しかしその反面、
「謙虚であるがために主張しない、自分自身を過小評価する」
という日本人の考え方が、芸能活動の妨げになってしまうのです。
この記事では『日本人「謙虚=美徳」の教育は、芸能活動の妨げになることも・・』というテーマでお話させていただきます。
ぜひ最後までお読みください。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら
・日本人の美徳の教育はなぜ育まれてきたのか?
・「謙虚=美徳」を持ち合わせながらの芸能活動とは?
日本人「謙虚=美徳」の教育は、芸能活動の妨げになることも・・
日本人は謙虚。
これはこれで良いところもあります。
しかし、芸能活動しているとどうでしょう?
・周りと違うことはしない
・自身の成功の話は控える
・自分の意見は言わない
周りの目を気にして「謙虚」にいるだけでは、芸能活動で前に出ていくことは難しくなります。
日本人の「謙虚=美徳」という遺伝子が、芸能活動の妨げになってしまっているのです…。
日本文化の美徳教育は確かに美しいが…
日本では子供の頃からの教育の段階で、「周りに合わせる」と教わってきています。
しかし、社会に出ると「個性を大事にしろ」と逆張りを言われてしまいます。
なんだかおかしいですよね。
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一般的に言われてる「日本人の美徳」を挙げていきますね。
日本人は、他人に対して正直であることや約束を守ることが重要とされています。
〜謙虚〜
自分自身を控えめに見せる態度や、他人に敬意を払う姿勢です。
〜忍耐力〜
困難な状況に対して辛抱強く耐えることが美徳とされています。
〜節制〜
過度な贅沢や浪費を避け、物事を適度に抑えることを重視しています。
〜礼儀〜
相手に対して丁寧な言葉遣いや行動をすることが重要とされています。
などなど。
一般的な美徳の例ですが、個人や地域によって異なる場合もあります。
これらの美徳が必ずしもすべての人に当てはまるわけではありませんよ。
周りと同じことをしていれば「安心感」が生まれる
「周りと違うことはしたくない、同じことして安心していたい」
学校教育から植え付けられた日本人の思考です。
これって芸能活動においてどうなのでしょう?
周囲と肩を並べて歩いていては、芸能界で成果をつくることなど出来ませんよね。
僕がよく言っている言葉、「売れない役者と同じことばかりやっていても売れるわけがない」はこういうことなのです。
成功したのであれば、「周りと違うこと」に恐れず挑戦していく方がいいのです。
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「謙虚」は悪いことではない
「謙虚」は決して悪いことではありません。
むしろ仕事をもらっていいくには重要なことです。
「謙虚」であり「素直」であること。
映像においても舞台においても、仕事を繋げていく人の多くはこれを持ち合わせているのですから。
日本人の持つ遺伝子を大事にすれば、仕事は繋がっていくのです。
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海外と比較すると、日本人のエンタメ性は大人しすぎる?
日本人の「謙虚」という特性を、僕は否定するつもりはありません。
むしろ誇らしいと感じています。
芸能活動する上でも、お互いに謙虚な気持ちがあれば気持ちよく仕事が出来ますから。
あくまで海外との文化を比較した際、どうしても消極的な日本人は萎縮してしまうのです。
日本国内で闘うなら問題ない、が・・
その集団の人数が増えれば増えるほど、自分の意見を主張するのが難しくなるのが僕たちです。
経験ないですか?
少人数のグループならどんどん意見を言うのに、数十人の規模になると手を上げなくなってしまうこと。
どうやら日本人は多いらしいです。
まあ、国内で闘っていくならいいと思いますが、これでは活動の視野が広がっていくことはありません。
特に芸能界全体がどんどん衰退している日本では…。
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これからの日本のエンタメ界を見据えた時に、活動を盛り上げていくために必要なのは「積極性」になります。
こうなってくると「謙虚=美徳」ではなくなってくるのです。
言いたい意見はSNSに匿名で
「特に言いたいことがない、だから何も発しない」
日本人の多くは、↑というわけではありません。
言いたいことがあるにも関わらず、それを直接言わずに吐き出す場所があります。
それが「SNS」です。
匿名で、しかも誹謗・中傷の投稿は平気で行います。
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こうした根暗な文化も日本特有のものらしいです。
周りと違うことを恐れない
やはり周りの目を恐れずに、どんなことにも挑戦していくことが成功への道ではないでしょうか。
「失敗が怖いからやらない」
とか、
「変な目で見られたくない」
とか。
そんなマインドで今の生活を到底変えられるわけがありません。
芸能界で成功していきたいなら、周りと違うことに挑戦することを恐れてはダメなんじゃないかな?
【おわり】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は『日本人「謙虚=美徳」の教育は、芸能活動の妨げになることも・・』というテーマでお話させていただきました。
「謙虚」が悪い、ということでは決してありません。
しかし時には、積極性を持って芸能活動に取り組まなければ成果をつくることは出来ないということです。
少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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ひらき(@khiraki0201)