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〈芸能事業〉融資は恥ずかしくない、ダメな借金は恥ずかしい

こんにちは、ひらきです。

今回は馴染みのない方には抵抗のある内容になります。

「融資と借金」についてです。

会社経営や事業を行うためには、自己資金では足りず金融機関から〈融資〉を受けなければならないときがあります。

融資とは言い換えれば「=借金」になります。

皆さんは〈借金〉と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

返済に苦しんでしまう
周りに知られたくない、恥ずかしい

あまり良い印象を持たないですよね。

しかし、事業を行う上での〈借金〉は決して恥ずかしくありません。

僕は芸能界でさまざまな事業活動を行なっていますが、会社起業の当初は国からの〈融資〉を受け諸々の設備資金や企画・興業に投資しました。

〈融資〉を受けることで事業計画がスムーズに運び、その後の事業展開が大きく飛躍することもあります。

この記事では『〈芸能事業〉融資は恥ずかしくない、ダメな借金は恥ずかしい』というテーマでお話していきます。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・融資、借金についての価値観とは?
・どこから融資を受けるのが一番いいの?

〈芸能事業〉融資は恥ずかしくない、ダメな借金は恥ずかしい

「お金を借りる」ってものすごく勇気のいることですよね。
誰だってそうです。
しかし多くの方は、事業を始める前は資金に余裕がありません。(よほどの貯蓄があれば話は別ですが)
↓「事業を始めたい、でもお金を借りるのはどうしても怖い」なんて方はこちらの記事も合わせてお読みください。
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自分のやりたいことをやるには「お金」がかかる

芸能界は「自分のやりたいこと」に向かって頑張っている人で溢れています。
もちろん僕もその一人です。
しかし、「自分のやりたいこと」をとことん追求するには〝お金〟がとにかくかかるのです。
例えば舞台興行を企画するにしても、劇場費・人件費・衣装費・美術費など、製作費だけでも数百万円〜数千万円かかってきます。
会社の資金だけではどうしても足りない時があります。
そんなときに、金融機関からの融資が非常にありがたいのです。

返済計画はしっかりと資金繰りを組んでから

ただし、融資を受けるにはしっかりと「資金繰り」を組む必要があります。
事業を行なっていない方にはなかなか馴染みのない言葉になりますが、「お金の流れの計画表」みたいなものです。
製作全体でいくらくらいかかって、どれくらいの売り上げを予定していて、どのくらいの利益が出せるのか。
それを踏まえた上で金融機関に相談し、返済期間を決めて融資を受けるのです。

ダメな借金は本当にダメ

日本人の多くの方は「借金=ダメなもの」という認識がありますよね。
それは、日本では「働く=労働」という教育が一般化されてしまっているからです。
要するに、「会社を起業して新しい挑戦をする」「事業活動で社会貢献する」といった考え方が定着していないのです。
欧米や日本以外のアジア圏では多くの方が起業し、ビジネスに挑戦しています。
だから新しい企業がどんどん力をつけ、経済発展していくのです。
それに比べて日本は・・と、これ以上話してもテーマが変わってしますので、笑。
「融資は恥ずかしくない」と言いましたが、ギャンブルやホスト・キャバクラのように返済計画のない借金や、ただお金を浪費するだけの借金はマジで危険ですので辞めましょうね。
ということが言いたかったのです、笑。

〈芸能事業〉融資は恥ずかしくない、ダメな借金は恥ずかしい

融資にはどんな種類があるのか、ついでに説明していきましょう。

融資には「国の金融機関」と、「民間の金融機関」つまり銀行やノンバンクに別れています。

自分のやりたいことをやるには「お金」がかかる

・日本政策金融公庫
→(旧)国民金融公庫
→(旧)農林漁業金融公庫
→(旧)中小企業金融公庫
・住宅金融支援機構
→(旧)住宅金融公庫
・日本学生支援機構:奨学金

など「国の金融機関」とは国のお金になります。

昔は〈国金〉とも呼ばれていました。

国から援助される基金になりますので、会社や事業主に「信用」がなければ借りることは難しいです。

しかしその分、金利がとても低く返済についても細かく相談に乗ってくれます。

借り入れを希望している方はまず〈日本政策金融公庫〉を頼りましょう。

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返済計画はしっかりと資金繰りを組んでから

国の金融機関の金利と融資期間はどうなっているのか?

借りいれる額やその事業主の信頼度にもよりますが、金利はとても低いが融資を受けるまでに時間がかかってしまいます。

●金利はおよそ1.0%台〜2.0%台と非常に低い
●審査は厳しく、融資担当者との面接もある
●融資を受けるまでに約数週間〜3ヶ月ほどかかる

ダメな借金は本当にダメ

では「民間の金融機関」はどうなっているのでしょうか。

〈日本政策金融国〉のような国の金融機関よりもあらゆるニーズで借り入れがし易く、その分金利は少々高め。

・事業目的
→プロパー融資
→保証協会つき融資
→農業融資(JAバンク)
・目的別の融資
→自動車ローン
→住宅ローン
→教育ローンなど

民間は誰もがよく耳にする「みずほ銀行」や「三井住友銀行」、「三菱東京UFJ銀行」など、メガバンクと呼ばれる銀行から、地方銀行や信用金庫・信用組合までが、民間のカテゴリに分けられます。

「民間からの融資」も国の金融機関同様に会社や事業主に〈信用〉がなければ融資は受けられません。

〈信用〉とは、その人が国への税金や保険料を滞納していないか、過去に借り入れを踏み倒したことはないか、事業計画に偽りはないか、などなどです。

金融機関からの融資の種類はどんなものがあるのか

「民間の金融機関」の金利と融資期間は「国の金融機関」に比べ、融資を受けるまでのハードルはやや低いものの金利は少々高めとなっています。

●金利はおよそ2.0%台〜6.0%台とばらつきがあり、政府の金融機関に比べたらやや高め
●審査は厳しく、融資担当者との面接もある
●融資を受けるまでに約1週間〜3週間ほどかかる

国の金融機関からの融資

「ノンバンク」という言葉はあまり馴染みがないかと思います。

よくCMやWeb広告で流れているような〈カードローン〉と呼ばれるものが代表的なものになります。

・リース
→自動車
→OA機器など
・クレジットカード
→キャッシング
→ショッピングなど
・消費者金融(サラ金)
→モビット
→アコム
→プロミスなどなど

民間企業の銀行以外にカテゴライズされるのが「ノンバンク」と言われるジャンルになります。

ノンバンクには、消費者金融から、クレジットカード会社や信販会社などがあります。

国の金融機関の金利と融資期間

「ノンバンク」からの借り入れは非常に簡単で、早ければその場ですぐに融資を受けることが出来ます。

しかしその分、金利はとても高く少額融資でも返済に何年もかかってしまうパターンが多いです。

なるべくならこの「ノンバンク」での借り入れはしないように計画するほうがいいでしょう。

●金利は10%台〜20%台とかなり高い
●カードローンなど、審査や手続きは非常に簡単で、最短で1時間程度で借りることができる
※基本的におすすめしません、というか絶対に手を出さない方がいいです。
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民間の金融機関からの融資

これだけの融資期間があると「一体どこから借りたらいいかわからない」なんてなりますよね。

やはり金利の低さを考えると日本政策金融公庫を初めに尋ねるのがいいでしょう。

近年では「創業支援」システムや「新規開業支援」システムなどが導入され、何かを始めようとする事業主を応援するようなプランがあります。

〈新型コロナウィルス〉で多大なダメージを受けた企業にもありがたい融資制度があります。

僕の会社も、創業はこの日本政策金融公庫からの融資のおかげで開業することができました。
金利もものすごく低いのでこれから事業を始めようとしている方には是非おすすめです。
審査には事業計画書や3年越しの資金繰表予定など細かな参考書類が必要になってきますが、担当面接官の対応も良く、こちらが「どんなことをやりたいか!」「どんな夢を持っているか!」など、熱い気持ちを伝えれば必ず理解してくれます!
※何度も言いますが、間違ってもカードローンなどのノンバンクには手を出さないほうがいいです。何年経ってもなかなか返済額が減らない上、結局は銀行を通しての融資になるのです。なので事業の中での追加融資を考えているのであれば、カードローンの返済が残っているというだけで銀行からの追加融資はかなり難しくなることもあります。カードローンを考えている方はくれぐれもご注意ください。

民間の金融機関の金利と融資期間

融資を受けるにあたって、金利や期間・借り易さはとても重要視することになります。

特に金利は融資額が大きければ大きいほど利息は下がってきますが、結果として返済額に大きな負担がかかります。

また、政府機関・銀行や行政の融資システムは年々変化してきていて、それについての傾向や対策は常に新しい情報を取り入れていなければなりません。

どの機関も電話相談や窓口相談も承っているので、まずは相談することをお勧めします。

ノンバンクからの融資

「何か新しいことを始めたいとき」

「何か楽しいことに挑戦したいとき」

必ずと言っていいほど運転資金というものがかかってきます。

自己資金で全てが対応できるのであれば問題ないですが、事業開始時は何かとお金がかかるし、どうしても資金が足らない時が出てきます。

「お金がないから挑戦できない、後になって後悔する」

なんてことは勿体無いですよね。

ノンバンクの金利と融資機関

融資、つまり借金は聞こえは悪いですが、大きな成功を収めている人のほとんどが経験してきていることなのです。

銀行や行政からお金を借りる、これに抵抗があるようでは事業は始めることは出来ません。

なので融資を受けるというのは新たな挑戦を始めるためのスタートなのです。

決して恥じるべきものではありません。

結局、どこから借りるのが一番良いのか

ただし、たとえ少額でも融資を受けるとなると金利というのが必ず付きまといます。

自分の無理のない返済計画にあったご利用をお勧めします。

決して「借金をしろ」とは言っていませんので、勘違いしないように。

融資の傾向や対策

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は『〈芸能事業〉融資は恥ずかしくない、ダメな借金は恥ずかしい』というテーマでお話させていただきました。

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

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