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舞台役者は知っておくべき!〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉とは?

こんにちは、ひらきです。

この記事では『舞台役者は知っておくべき!〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉とは?』というテーマで、舞台役者の役割である〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉について説明いたします。

プリンシパル:主役やメインとなるキャスト
アンサンブル:プリンシパルを支える役者やダンサー

記事の後半では舞台の魅力についてもお話します。

舞台役者を目指している方や、舞台観劇が好きな方はぜひ最後までお読みください。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

舞台役者は知っておくべき!〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉とは?

舞台やミュージカルにおいて、出演するキャストには大きく分けて2つの役割があります。

それは〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉です。

これを理解しているとしていないでは、舞台に対しての魅力が変わってきます。

では早速解説していきます。

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〈プリンシパル〉とは?

アンサンブルは知ってるけど〝プリンシパル〟ってあまり聞かない言葉だな

おそらくこのような方が多いかと思います。

僕は舞台の仕事もしていますが、正直ほとんど使わない言葉です。

プリンシパルとは、主役やそのほか物語のメインとなるキャストのことを言い、役名や台詞が与えられます。パンフレットにも堂々と顔と名前が記載されることが多いです。
日本ではメインキャスト、なんて言うことが多いかもしれませんね。

ちなみにWikipediaではこのように説明されています。

プリンシパル(: Principal)は、そのバレエ団のトップの階級にいるダンサーのこと。
参考:Wikipedia

役者を目指している方は、もちろんこの〈プリンシパル〉を目指し日々努力を怠りません。

また、舞台観劇されるほとんどの方はプリンシパル目当てが多いです。

かといって、これから説明する〈アンサンブル〉と格差があるわけではありません。

〈アンサンブル〉とは?

続いて〈アンサンブル〉についてお話していきます。

きっと多くの方がアンサンブルと聞いてこのようなイメージを持っていると思います。

脇役のこと?

確かに間違ってはいません。

が、侮るなかれ。

軽い気持ちではアンサンブルをこなすことなど出来ません。

アンサンブルとは、役名のないキャストを演じることが多く、シーンごとに異なる役を演じなければならない。演技力やダンススキルなども要求され、メイクや衣装も早替えしなければいけないので公演本番中は慌ただしく動いていることが多い。

舞台で活躍している多くの方が、このアンサンブルを経験してきています。

テレビドラマや映画のエキストラ同様、作品の中で欠かせない存在なのがアンサンブルです。

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アンサンブルについて「簡単な仕事」なんて誤解している方もいるかもしれません。

そんな方のために少し深掘りしてお話していきます。

決して脇役だと思わないほうがいい

プリンシパルに比べ、アンサンブルは台詞も少なければ出番もほとんどないことがほとんどです。

しかし一つ一つのシーンで非常に重要な役割を果たします。

プリンシパルの魅力を最大限に引き立たせ、かといって疎かなパフォーマンスを魅せるわけにはいきません。

その世界観をより濃厚なものに創り上げるのはアンサンブルの存在があるからなのです。

アンサンブルは多くの役者が通る道となりますが、経験してみると実感します。

「あ、アンサンブルでもこんなに大変なんだ」

と。

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器用じゃないとこなせません

アンサンブルは〝器用〟でないとこなすことはできません。

一つの作品の中で、多い時には10以上の役柄を演じなくてはいけないからです。

時には貴族になり、時には浮浪者になり。

歌やダンス、アクションなど多様なスキルも求められます。

衣装替えやメイク替えも当たり前。

プリンシパルと違い、シーンごとに自分を変えていかなければいけないのです。

公演中はもしかしたらプリンシパルよりも汗をかいているかもしてません。

それほどアンサンブルは重労働なのです。

それぞれが〝職人〟の役割を果たす舞台の魅力

〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉それぞれが役割を果たしてこそ、舞台の魅力というのは表現されます。

どちらも特化した役割のため、役者というよりも〝職人〟とも言えます。

日本は欧米に比べて「舞台観劇の文化」が少々希薄に感じますが、舞台そのもののクオリティというのは年々増しています。

時代劇でも現代劇でも舞台演出に磨きがかかり、音響や照明はもちろん最新のプロジェクションマッピング技術を用いてお客様を楽しませています。

多くの方がメディアに触れる機会が増えたので、出演する役者のスキルも格段に向上しています。

舞台初心者でも十分に楽しむことができるのが、近代の演劇となっています。

舞台観劇のハードルは高くないです

先ほども言ったように、日本では舞台観劇に対する文化がイマイチ根付いていません。

「映画と比べてチケットが高いしな・・」

「舞台って観に行くハードル高くない?」

どうもこのような印象があるようです。

チケット料金に関してはおっしゃる通りですが、映画と違う「生の臨場感」が舞台にはあります。

役者は一度として全く同じ芝居ができないわけですから、観に行ったお芝居というのはもう二度と味わうことができないのです。

チケット料金は高いと感じてしまうかもしれませんが、それだけの〝価値〟が舞台にはあるのです。

また、舞台観劇に対し「ハードルが高い」なんて思っている方もいますが、全くそんなことはないですよ。

それこそ映画感覚で、チケットさえあればどなたでも観劇することができます。

↓最近は地方に住んでいる方や、仕事が忙しくなかなか舞台観劇に行けない方に向け、オンラインでも観劇を楽しむようなサイトもあります。

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チケット料金が高いと感じていたり、なかなか舞台に足を運ぶことができないという方は、オンラインという形で舞台観劇を楽しむことも現代的かもしれませんね。

でもやっぱり舞台は直接観るのが一番ですね。

近年では〝参加型〟の公演も!

近年では観に来てくださるお客様参加型の舞台公演も増えてきています。

〝アイドル〟や〝イケメン〟をメインとした公演にそれが多く、役者ともっと交流を深めたいというお客様対象のものになります。

最近では〈新型コロナウィルス〉の影響により、出演者とお客様が〝密〟になる作品が問題となってしまいましたが、このような新しい作品のスタイルはこれからもどんどん増えていくでしょう。

時代の変化とともに、芸能界も様々な変化を巻き起こしている時なのです。

これからますます面白くなっていくでしょうね。

【おわり】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『舞台役者は知っておくべき!〈プリンシパル〉と〈アンサンブル〉とは?』というテーマでお話させていただきました。

また、記事の後半では〝舞台の魅力〟もお話させていただきました。

この記事を読んで、舞台観劇をより楽しんでいただけたら嬉しいです。

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