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「役者のアドリブ力」を鍛えるには?そもそもアドリブは失礼?

こんにちは、ひらきです。

演劇の世界では、その場のノリや勢いや、不意に起こってしまったハプニングをごまかすために台本にない台詞や動きをすることがあります。

それがアドリブ」です。

アドリブとは、あらかじめ決められた台本や演出から突発的に逸脱することである。演劇や音楽、声優などの放送業界で用いられます。

しかし、脚本家や演出によってはアドリブというのは「禁止(タブー)」とされ、その作品の本質を大切にするという考え方もあります。

アドリブって奥が深いんだねー
どうしたらアドリブ力が鍛えられるんだろう?

こんな疑問にお答えするために、この記事では『「役者のアドリブ力」を鍛えるには?そもそもアドリブは失礼?』というテーマで、役者としての腕が試される〈アドリブ力〉をいかにして鍛えるのかをお話していきます。

ひらき

【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
詳細や芸歴はこちら

・役者のアドリブ力を鍛えるには?
・そもそもアドリブは必要なのか?
・アドリブがダメなパターンとは?

「役者のアドリブ力」を鍛えるには?

「アドリブ」とは、役者の感性やその場の雰囲気で即興芝居をすることであり、脚本や演出にない台詞や動きをします。

しかし、「アドリブ」は素人が簡単に出来るものではありません。

芝居の基礎がしっかりと出来上がっていて、その現場全体を把握する余裕がないと決してアドリブというのは出来ません。

では、役者のアドリブ力を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?

①とにかく読書量を増やす
②コント番組から学べること
③日常会話と台詞イメージを繋げる
上記の3つをそれぞれ深掘りしてお話していきます。
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鍛え方①:とにかく読書量を増やす

役者を目指す上で、「読書」ってものすごく大切なんです。

読書をすることによって身につくスキルは役者に欠かせないものになるからです。

・読解力→台本を読む上での一番大切な読解力が身につきます。
・想像力→表現をするためには、まず頭の中でイメージしますよね。そのための想像力が身につきます。

「役者として表現力を磨きたければ、とにかく本を読め」

とよく言われたものです。

表現力とは「読解力+想像力」で生まれます。

この表現力を高めることによって、芝居中のどんなアクションにも対応することができます。

逆に表現力の乏しい人は、芝居をするための引き出しが少ないためどうしても限られた表現しかできなくなってしまいます。

「アドリブ力を身につける」

というよりも役者としての基礎スキルを学ぶべきものが読書になるわけです。

「とにかく読書量を増やす!」

これがものすごく大切です。

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鍛え方②:コント番組から学べること

みなさんはお笑い番組、特に「コント」は見ますか?

お笑い芸人さんたちが繰り出す芝居と笑いの表現。

それが「コント」です。

「えっ、コントからアドリブって鍛えられるの?」

なんて思うかもしれません。

・ボケに対する即対応力、瞬発力
・相手のささいな動きを見逃さず、それに対しツッこむ
・テンポや間の取り方

コントって役者の目線から見ても、ものすごく難しいことをやっているんです。

的確に相手のボケに即対応し、ささいな動きも見逃さない、そして独特のテンポと間でお客さんを笑わす。

こういった技術も〈アドリブ力〉を鍛えるためには必要なスキルになります。

最近ではYouTubeのような動画投稿サイトで、色々なコントを視聴することが出来ます。

通勤・通学の時間や、ちょっとした休憩時間を利用して動画視聴をしながら勉強する、これだけでも大きなスキルアップに繋がります。

鍛え方③:日常会話と台詞イメージを繋げる

役者を志しているのであれば、日常生活そのものを芝居としてとらえていた方がスキル向上は大幅に上がります。

例えば誰かと会話するときでも、一つ一つを〝台詞〟として意識するようにすれば、いざ演技をするときに自然な表現をすることが出来ます。

また、相手の会話のやり取りや動きを観察していれば自分の表現の引き出しも増えていきます。

・日常会話を台詞として意識することにより、芝居のスキル向上に繋がる
・普段のやり取りや動きを観察し、吸収する

日頃からこうして日常を意識し、観察していれば自ずと芝居のスキルは向上していきます。

〈アドリブ〉というのはその場の状況に合った自然な芝居のことです。

つまり、日常と芝居を繋げるように心がけていれば〈アドリブ力〉というのは身についてくるのです。

そもそもアドリブは失礼にあたるのか?

「丹精込めて書いた脚本に、勝手に台詞を追加されてしまう」

「構成を練ったのに演出と違うことをされてしまう」

アドリブとは、現場によってはそれ自体が失礼な行為に当たる場合があります。

その現場ごとの判断になってきますので、まずここを見極めなければなりませんね。

脚本家や演出によってはアドリブは禁止(タブー)

脚本家・演出家の「倉本聰」さんは、自身の書いた脚本は一語一句変えることなく役者に演じさせるということで有名です。

台詞を勝手に変えたりニュアンスを軽視したりした場合は、その役者を二度と起用しないなど自分の作品に強くこだわりを持っている方です。

同様に、
役者が好き勝手にアドリブを入れて作風が変わってしまい、演出が大激怒したり降板させられたりなどは割と頻繁にあります。

アドリブというのは遊びではありませんからね。

自分の思っている台詞回しや段取りなどやりたいことがあるのであれば、まずは脚本家や演出に相談することを勧めます。

【まとめ】アドリブは役者の腕が試される、軽視してはいけません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は『「役者のアドリブ力」を鍛えるには?そもそもアドリブは失礼?』というテーマでお話させていただきました。

役者がアドリブを鍛えるには相当の芝居経験が必要になってきます。

①とにかく読書量を増やす
②コント番組から学べること
③日常会話と台詞イメージを繋げる

アドリブ力を鍛えるというよりは、演技を勉強していけばアドリブ力も備わってくると言った方が正しいかもしれません。

そして自分がやりたい表現をしたいのであれば必ず確認してからやるようにしましょう。

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

↓よければこちらの記事も合わせてお読みください。

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