こんにちは、ひらきです。
芸能活動していると、当たり前のように目の前に〈壁〉というものが立ちはだかりますよね。
監督や演出家の求めるものをうまく表現しきれなかったり、自分の思うようなパフォーマンスが出来なかったり。
そして「人間関係」という、不安・不満といったストレスを一番抱えやすい現場環境・・。
「無理です」
「出来ません」
「やりたくありません」
僕自身、こういった言い訳の言葉をたくさん並べてきました。
果たしてこれらは全て「言い訳」というくくりなのでしょうか?
この記事では『芸能活動の言い訳「やらない理由」と「やれない理由」は違う?』というテーマで、お話していきます。
【プロフィール】
ひらき(@khiraki0201)
芸能プロダクション/株式会社K’sLink代表取締役。
→https://kslink.jp
10代から20代にかけて「芸能界で生きる」ためのノウハウを学び、30歳で起業。役者、アクション/スタント、ドラマ制作、舞台プロデュース、キャスティング、脚本や演出など幅広く活動中。
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・芸能活動を印象よく続けていくにはどうすればいい?
芸能活動の言い訳「やらない理由」と「やれない理由」は違う?
僕は、芸能プロダクション代表になって5年ほど経ちます。
これまで、
「やれない理由」よりも「やらない理由」を見つける子をたくさん見てきました。
「やりたいことがあるけれど、〇〇があるからやらない」
「まだ〇〇はやらない、もっと準備が整ってから」
と、何かにつけて挑戦することをためらってしまうのです。
結果を出す子はそんな事は一切口にしません、どんどん自分から動いています。
こういうところで差が出てしまうですよね。
正直言ってしまうと、
会話の内容でこうした「やろうとしない、ネガティブな発言」を聞いてしまったら、その子に対して「あ、この子は芸能活動長続きしなさそうだな」と思ってしまいます。
一緒に仕事をしようとは思いません。
そんな子に気をかけるのならば、もっとやる気のある子に親身になりますよね。
「やりたい事」と「やりたくない事」は違いますよね
やりたくない事はやらなくていい。
これは「やれない理由」です。
しかし、
やりたい事に対して言い訳を重ねてしまうのが「やらない理由」です。
違いがわかりますか?
つまり、「やりたいこと」があるなら「グダグダ言わずにとっととやれ」ということです。
「家族が反対しているから」
とか、
「アルバイトが忙しくて」
とか。
芸能活動に対しての気持ちってその程度なんだ、って思ってしまいます。
本気で、芸能に人生を捧げている人はたくさん居ます。
そんな環境の中で生き残っていきたいのであれば、つまらないことでブレーキをかけている余裕などないのです。
人は言い訳を並べたい
僕もそうですが、ほとんどの人はうまくいかない時に「言い訳」を言いたくなります。
自分の思うようにいかなかった時、誰かのせいにしたり自分の非を認めなかったり。
正当な自分でいたい為です。
芸能活動も同じですね。
最初から出来ることなんて何もないし、努力を続けても結果にならないことだってあります。
そんな自分を認めたくないのです。
しかし、芸能界で活動する人たちは「言い訳」に対してものすごく敏感です。
(この子は言い訳を並べてしまうんだな・・)
そんな風に思われてしまったら、一気に株は下がってしまいます…。
何かを指摘されても、「はい」「分かりました」「やってみます」と、素直に対応することが周囲に好印象を与えます。
孤独な芸能人生をどう耐える?
芸能界とは、言い方を変えれば〝競争社会〟です。
自分の活動に対する道や目標を明確にし、それに向かってスキルを磨いていく。
さらに周りのライバルたちと切磋琢磨しながらも自分の活動を広げていく。
サラリーマンではないですから、自分の仕事は自分でもらってこなければなりません。
本当に大変です。
そんな環境の中で、覆いかぶさってくる「自信喪失」や「将来への不安」。
言い訳を並べたくもなりますよね。
でも、それらは自分自身と闘わなければなりません。
誰かに相談したところで、決断するのは自分です。
活動を長く続ければ続けるほど、孤独と向き合っていくのです…。
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本気で「好きなこと」なら言い訳は出てこない
そもそも、
本気でその活動に人生を捧げている覚悟があるなら、「言い訳」なんて出てこないと思いませんか?
芸能活動は堅気ではありません。
誰かに言われて目指すものでもありませんし、嫌々に続けるものでもありません。
「好きなこと」だから継続できるのです。
言い訳ばかりを並べてしまっている人は、「芸能活動が好きではない」か「芸能活動を舐めているか」のどちらかです。
覚悟を決めている人は、どんな活動でもキラキラ輝いています。
今の活動に、
どうしても気分が滅入っている方は、一度初心に返ってみるといいかもしれませんね。
【おわり】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は『芸能活動の言い訳「やらない理由」と「やれない理由」は違う?』というテーマでお話させていただきました。
少し厳しい言葉を並べてきましたが、あくまで僕が歩んできた芸能活動からのアドバイスです。
必ずしも「言い訳」が間違っているとも限りません。
芸能活動に対しての考え方は人それぞれ違いますし、経験してきた道のりも違います。
僕は20年という芸能活動の中で、僕なりに覚悟を持って様々な経験をしてきました。
それこそプライベートも無く、寝ている時でさえ芸能のことを考えています。
それほどに厳しい世界だということです。
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